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东方香霖堂/第7话

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第39-43页
< 第6话   东方香霖堂   第8话 >
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魔理沙のミニ八卦炉を緋々色金で修繕する代わりに霖之助が示した条件とは、なかばゴミのような鉄屑を彼に譲ることだった。彼は、かねてよりそれが気になっていたのだが――。 霖之助答应了魔理沙用绯色金属修复她的迷你八卦炉,不过他相应提出的条件……是让她把那堆已经近乎于垃圾的废铁块让给自己。其实他事前就已经对那堆铁块抱有兴趣了……
第四話「霧雨の火炉」、その後編! 第四话“雾雨的火炉”,后篇!
霖雨の火炉 後編 霖雨的火炉 后篇
「魔理沙は確か……、ちょっと前にゴミのような鉄くずを集めていたよな。何に使うのかわからんが。」 “虽然我不知道你要拿它干什么,不过我记得魔理沙你……从很久以前就一直收集着类似垃圾一样的废铁吧。”
「宝物のような鉄くずだぜ。」 “是类似宝贝一样的废铁啦。”
「どうせ、いつものようにただ集めただけだろう? そこで今回の仕事の条件は、その鉄くずの山と交換だ。どうだ? 邪魔な物も捨てられて良すぎる条件じゃないか?」 “反正你也是同往常一样,仅仅是在收集对吧?那么我这次工作的条件就是:和那堆废铁块山进行交换,如何?你也能扔掉碍事的东西了,这不是再好不过的条件么?”
「宝物だって言ってるだろう? でもまぁ、そのくらいの価値はあるんだな。『ひひいろかね』は。」 “我不是说了吗?那是宝贝。不过啊,想想‘绯色金属’也差不多值那个价钱了吧。”
「もともと、その鉄くずには大した価値はないだろうが、これはサービスみたいなもんだ。何しろそのミニ八卦炉はだな……。」 “本来你那堆废铁就值不了什么大价钱吧,我这就跟白干差不多啊,不管怎么说那迷你八卦炉它是……”
「おっと、蘊蓄はいらないぜ。」 “好啦,我不想听你那什么高深的学问啦。”
  魔理沙の性格はわかっている。小さい時からずっと見てきたからな。こいつは物が捨てられない奴なんだ。集めた物は整頓も行われずただ膨れていくばかりで……、あれでは物の価値を平坦化させるだけである。今回の条件も散々渋るだろうが、内心では即決しているはずだ。整理できるチャンスでもあり、ミニ八卦炉自体もなければ生活できないらしいからな。   魔理沙的性格我清楚,毕竟是从小看着她长大的啊,这家伙是绝对不会丢弃东西的,而是把收集来的东西整都不整理一下地就放任它们慢慢膨胀下去……那样只能是让物品的价值趋于平淡化。对于我这次的条件她虽然会闹点别扭,不过内心还是应该会立即作出决定的。毕竟这是一次整顿的机会,而且她没有这个迷你八卦炉也生活不下去呀。
「私があの鉄くず集めるのに、どれだけ苦労したか知らないだろ?」 “你是不知道我为了收集那些废铁受了多少苦吧?”
「持っているだけじゃ、その苦労を無駄にするようなものだよ。」 “你要是光把着那些废铁,你受的苦也跟白费差不多啊。”
「集めることが目的なんだよ。使うことは考えてないぜ。」 “我的目的就是收集,没想过怎么去用它们啦。”
「じゃぁ、目的はもう達成済みじゃないか。その鉄くずは僕が有効に成仏させてやるよ。」 “那,你的目的不已经达成了么?那堆废铁我会让它们有效地成佛的。”
「何か怪しいな。ひひいろかねは稀少じゃなかったのか?」 “总觉得哪儿有点不对劲儿啊。绯色金属不是很稀少的吗?”
「君には頭が上がらない理由もある。この程度の条件で手を打っておかないと、後が怖いじゃないか。」 “那是因为我不得不让着点你。要是这点条件你都同意不了,那以后的事对我来讲可就太恐怖了。”
「遠慮なんか、しなくてもいいんだがな。」 “你不用……那么让着我啦。”
 
  「修復には4日かかる」と言うと、魔理沙は「それまでこの本でも読むぜ」と言って売り物の本を持って帰っていった。うちは図書館ではないんだがな。   听我说“修复这个要花4天时间”,魔理沙说着“那我就拿本书看到那个时候再说”,就拿了本我要卖的书回去了。我这里又不是图书馆。
  さて、これは久々の大仕事である。最近は滅多に仕事もないし客も来ないので、このままでは自分の“能力”も腐ってしまう。そう、“未知のアイテムの名称と用途がわかる程度の能力”だ。普通の道具屋ではこの能力は活かせないかと思って、珍品も扱う店を開いたのだが……、珍品は奇人を集めただけだった。それにこの能力、ちょっと問題があって……、実は名称と用途がわかっても使用方法がわからないのだ。まぁ、道具なんて用途さえわかれば何とかなるもんだが。   嗯,这可是久违了的大工程。最近几乎都没有活干也没有客人来,这么下去我的“能力”可就该废掉了。不错,我的能力是“知道未知物品的名称及用途”,我觉得经营普通的道具屋不能发挥我这能力,就开了家经营珍品的店,可……珍品就只是招来了些奇特的人而已。而且这个能力,也稍微有点问题……就是,就算实际知道了名称和用途也不明白该怎么去用。算啦,反正道具这种东西,只要知道了用途就能凑合着用啦。
  茸汁の妖しく良い匂いが漂っている。食事の準備をしながらミニ八卦炉のことを考えていた。このミニ八卦炉はただの八卦炉ではなく、いろいろな効果が出るよう改良してある。炉の一角から風が吹き、夏には涼むこともできる。持ってるだけで魔除けや開運の効果もある(と思う)。何しろ外の世界のそういう“用途”のアイテムを溶かして混ぜてあるのだ。これらは僕のサービス(趣味)である。……さぁ、食事が終わったら早速取り掛かるとするか。   蘑菇汤飘来阵阵诱人的香气,我一边准备着吃饭一边考虑着迷你八卦炉的事情。这迷你八卦炉可不是一般的八卦炉,我为了它能发挥出多种效果而对它进行过改良。只要从炉子的一角有风吹过,就是在夏天都能变得很凉快,而且只要带着它就能有除魔或开运的效果(我认为)。毕竟我是把外面世界里有这方面“用途”的东西熔在里面了的,这也算是我的无偿服务(兴趣)了。……那么,吃了饭之后就快些着手干吧。
 
  それから3日たった。今日は晴れだ。灯りを消して本を読むに限る、とはこういう日のことである。   自那之后过了3天。今天是晴天,我说“肯定是要关了灯读书”就是指这样的日子。
  カランカラン。   叮当叮当
「香霖、できたか?」 “香霖,修好了吗?”
「魔理沙か、ああ、できてるよ。」 “魔理沙呀?啊啊,修好了啊。”
  魔理沙が鉄くずを抱えてやってきた。しかも4日かかると言ったのに3日で来た。まぁそれもいつものことだ。だから僕はいつも1日多く言う。   魔理沙抱着废铁堆来了,而且我说了要花4天她却3天就来了。不过那也是很平常的事,所以我才总是多说1天。
「おお、悪いね。これはここに置くよ。もしできてなかったらまた持ち帰るところだったぜ。」 “哦哦,真不好意思呐。这些我就放这儿啦,要是还没修好的话我就又得搬回去耶。”
「1日早く来て理不尽な文句を言うなよ。それに、また持ち帰る理由もわからんな。」 “早来了1天就别说些不讲理的话啦。而且我也找不到你还得搬回去的理由啊。”
「完成品と交換という約束だからな。」 “说好了要和完成品交换的哟。”
「まぁいい、これが緋々色金のミニ八卦炉だよ。多分世界に一つしかない。」 “好啦好啦,这就是绯色金属的迷你八卦炉啦,也许世上仅此一件。”
  魔理沙は、これがひひいろかねか、と興奮している。落ち着きなく嬉しそうにしながら、珍しくすぐに帰っていった。   “这就是绯色金属啊?”魔理沙兴奋起来,而且欢天喜地地少见地马上就回去了。
 
  ――数日後。魔理沙はまだ上機嫌が続いていた。   ——数日后。魔理沙仍旧保持着极好的情绪。
「何か目覚めが良い。空気がうまいぜ。」と喜んでくれる。 “今天睡得好醒得也好,空气真新鲜耶。”她高兴地说道。
  いやなに、これだけ喜んでくれれば貴重な緋々色金を使った甲斐があったというもの。わざわざ交換条件にしなくても良かったかもと思った。   哎呀没什么啦,你能那么高兴我用点贵重的绯色金属也算值得了。我都觉得也许别特地提什么交换条件就好了。
  実は今回、魔理沙には内緒で“空気を綺麗にするというアイテム”を溶かして混ぜたのである。そのアイテムは、マイナスイオンとかいう謎の呪文が書いてあったりと、どうやって使用するのかわからなかったが、かろうじて機能しているようである。アイテムなんてものは名称と用途さえわかれば、後はどうとでもなるものなのだ。   其实这次,我背着魔理沙把一种可以“把空气变洁净的道具”一起熔了进去,那道具上面写着什么マイナスイオン[1]之类让人看不懂的咒语,我也不知道怎么用,费尽了心思才让它发挥了机能。道具这类东西只要知道了名称和用途,以后想怎么使就无所谓了。
「香霖。本当に良いのか? こんな効果もあるなんて、これ、かなり稀少な金属なんじゃ……。」 “香霖,你为我这么干真的好吗?没想到还有这样的效果,这不是相当稀少的金属吗……”
「緋々色金は稀少だけど、君の言うような効果はないよ。金属なんて溜め込んだって、何かの道具にしなけりゃただの鉄くずさ。君にはそのことがわからないようだね。」 “绯色金属虽然的确是稀少,不过可没有像你说的那种效果哟。金属要是只把它堆积起来而不做成什么道具的话也就是一堆废铁而已啦,你看来是不明白这道理啊。”
「どうせ私は集めることだけが目的だ。使えるかどうかなんてのは二の次だよ。」 “反正我的目的仅在于收集,能不能用上是次要的问题啦。”
「使えるかどうか、じゃない。肝心なのは使うかどうかだよ。」 “不是能不能用上,更重要的是看你用不用了。”
「じゃあ、私が持ってきたその鉄くずは使うのか? 放置してあるけど。」 “那,我抱来的那堆废铁你用吗?我看你还放着呢。”
 
  僕が魔理沙に頭が上がらない理由。それはいつも、蒐集癖のある魔理沙が集めるゴミを“不当に安い条件”で僕が手に入れているからに過ぎない。どうせ魔理沙には細かい材質の違いなどわからないからな。この鉄くずだって、本来交換条件など成立するような代物ではないのだ。   我得让着魔理沙点的理由,那就是我经常以“不当而且又低廉的价格为条件”从有收集癖的魔理沙手中得到她收集来的垃圾,不过如此而已,反正魔理沙也不懂得材质方面上的细微差异。而这堆废铁的价值,作为这次的交换条件本来就是用掉的绯色金属所不能比拟的。
  ただ魔理沙が成長していく度に、いつかバレるんじゃないかと不安に思っていたのだが……。魔理沙は何にも変わらない。いまだ集めるだけだ。これだけ変わらない人間も珍しいと思う。   我只是有点担心,随着魔理沙慢慢长大,是不是哪天终将会让她明白过来……不过魔理沙她什么都没变,现在还只是在收集,能有这样一成不变的人类我也觉得很希奇。
「何だよ、人の顔見て。使うのか? 使わないのか?」 “干吗呀,盯着人家的脸看。你是用,还是不用?”
「そうだな。記念に使わないで取っておいてやろうかな。」 “也对啊。就当是纪念,我就好好地保管起来吧。”
「さっきと言ってること違うぜ。」 “和你刚才说的可不一样啊。”
 
  鉄くずの中から一振りの古びた剣を取り出した。魔理沙が緋々色金を知っていた訳がない。なぜなら、この剣は緋々色金でできているのだ。魔理沙はずっと昔から緋々色金で出来た剣を持っていたのだ。   我从废铁堆中抽出了一柄古旧的剑。魔理沙不可能了解绯色金属,因为,这把剑就是用绯色金属铸造而成的。魔理沙可是很久以前一直拿着这把用绯色金属铸成的剑的。
  この剣、名前は「草薙の剣」という。恐ろしく稀少な品だ。何しろ、外の世界を変えてしまう程の品である。魔理沙は気が付かないうちに大変なものを手に入れていたのだ。そこで魔理沙に持たせていたらどうなるのかわからないから、僕が預かっておくことにしたという訳だ。我ながら正しい判断だと思う。   这把剑,名字是“草薙之剑”,是极度之珍奇的物品。因为拥有了它,甚至可能改变外面的世界。魔理沙在不经意间得到了件非常厉害而危险的东西,而且如果继续让魔理沙拿着的话还不知道会发生点什么事出来,我就替她保管一下吧。我想我这还算是正确的判断。
「どうした? さっきからそんな汚い剣を持ってニヤついて。気持ち悪いな。」 “怎么啦?从刚才就拿着把脏兮兮的剑咧着嘴笑,真让人不舒服啊。”
「あ、ああ。この剣は良いな、と思って。」 “啊,啊啊。我是想,这剑真不错啊。”
「そんなボロい剣じゃ、大したもん斬れないだろ。」 “就那把破剑,也砍不了什么东西吧?”
「この剣、名前がなきゃ駄目だなぁ。君の宝物のくずだったし、『霧雨の剣』にしておこうか。」 “这剑,没个名字可不行啊,它又是你那宝贝堆里的东西,就叫它‘雾雨之剑’吧。”
「なんだ? 嫌味か?」 “怎吗?拿我开涮吗?”
「良い物だと言っている。」 “我是说这是好东西。”
「そろそろ香霖の名前がわかる能力が鈍ってきたか。まぁ、良いけどな。ただ、私に遠慮しなくても良いぜ、香霖の剣とかでも良いんじゃないのか? 私はもう実家には戻らないぜ。」 “我看香霖你那知道物品名字的能力也差不多快锈掉了吧。嗨,算啦,就是,你不用跟我客气,你叫它香霖之剑什么的不也挺好吗?我可不会再回我那家里去了啦。”
「遠慮なんか……、してないさ。」 “我可……没跟你客气啦。”
  魔理沙を騙してばっかじゃ後が怖いから、予防線を張ってるだけである。魔理沙が成長して騙していたことがばれたとしても、返せと言われないようにするためだ。他にも命が短い方の名前を使わないと意味がない、というのもあるが……。   如果一味地去骗魔理沙的话以后会非常恐怖的,我这只是在拉警戒线而已,为的是就算魔理沙长大了,知道我一直在骗她,也让她说不出要我偿还的话来。另外,如果不用命短一点的人的名字给东西命名的话就没什么意义了,虽说我也有这种考虑在里面……
  ただ、香霖堂にまた一つ非売品が増えてしまった。店内が非売品だらけになってしまったら、魔理沙の蒐集癖のことを強く言えなくなってしまうだろう。僕も集めることだけが目的になってしまう……、それだけが心配だ。   不过,香霖堂里又多了一样非卖品,要是店里面的东西全都变成了非卖品的话,我也就该没什么底气讽刺魔理沙的收集癖了吧。我也快只把收集当目的了……仅这一点实在让人担心。
第五話につづく 第五话待续

注解[编辑]

  1. “Minus Ion”,氧负离子。
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