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东方香霖堂/第4话

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第24-28页
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今日は「香霖堂」に珍しい客が訪れた。その客とは、とあるお屋敷のメイド・十六夜咲夜。そして、彼女の所望品は「ちょうど良いティーカップを二組」。少々複雑な注文に霖之助は応じるのだが、見繕ったティーカップは無惨にも割れていた……。 今天香霖堂里来了稀客。那客人是个大宅子里的女仆——十六夜咲夜。而且,她所需要的东西是“两套恰到好处的西式茶杯”。虽然霖之助应下了这稍嫌复杂的要求,不过选好的茶杯却已被打碎……
「東方」シリーズ原作によるオリジナル連載、新キャラクター登場の第三話前編! 根据“东方”系列原作原创的故事连载,有新角色出场的第三话前篇!
完全で瀟洒なティータイム 前編 完全而潇洒的Tea Time 前篇
  外の世界の物であるストーブがしゅんしゅんと音を立てている。よくわからないスイッチは付いているのだが、押しても何も起きないので使い方は僕オリジナルである。最近は火の勢いが良すぎる時もあり、少々危険だ。   暖炉这外面世界的东西正咝咝地发出着响声,它的上面有个不知是什么的开关,不过按了也什么都不会发生,所以用法完全是我自创的。最近也经常有火势过猛的时候,稍微有点危险。
  火といえば、最近幻想郷は火葬が増えてきたようだ。今までは、人間は死んだらすぐに消滅していたため――まぁ、妖怪の食料になっていたんだろう――ほとんど火葬が行われることはなかった。最近は、妖怪も高級志向になってきたのか、屍肉を喰らう者が減ってきたみたいである。幻想郷の人間にとってみれば、衛生面でも精神面でも亡骸をほったらかしにする訳にもいかず、仕方がなく火葬しているようである。   说起火来,幻想乡里最近火葬似乎开始增多了。因为至今为止,人类死了肉体就会立刻消亡——也许是成了妖怪的食物了吧——所以基本上没实行过什么火葬。最近可能是妖怪的标准也高了,似乎愿吃尸肉的妖怪少了下来。而对于幻想乡的人类,不论在卫生方面还是在精神方面也都不愿把亡骸放着不管,看样子是没有办法了也就开始实行火葬了。
  それは同時に、新たに妖怪が生まれる機会を減らしてんじゃないだろうか? ……人間が人間以外になるチャンスは少ない。あったとしても、そのほとんどは死んだ時なのだ。火葬では、僵屍や吸血鬼といった者に変化することも難しくなるだろう。   而与此同时,这样一来,诞生出新的妖怪的机会不就减少了么?……人类能变成人类以外的机会很少,就算有,也基本上是死后的事了。用火葬的话,变成僵尸呀吸血鬼之类的就难了吧。
  まぁそれは良いことかもしれない。その上、灰となることで新しい妖怪に生まれる時もある、特に幽霊にはなりやすいかも知れない。そういえば最近は幻想郷に幽霊が増えてきた気がするのだが、これも火葬の影響なのか、そうじゃないのか……。でも、最近の幽霊は陽気で楽しそうであるな。だが、そもそも幽霊というのは幻想郷にとっての――。   不过也许那是好事也说不定。烧了的话,烧成的灰有时也能生成新的妖怪,可能变成幽灵会更容易一些。说来我觉得幻想乡里的幽灵增多了,这是否也是火葬带来的影响呢……不过,最近的幽灵看上去是又悠闲又快乐啊。可是,原本这幽灵对幻想乡来讲就是……
 
  カランカラン。   叮当叮当
  誰か来た。でも「いらっしゃいませ」と言うのをためらった。大抵、来訪者の方から騒がしく喋り始める上に、客でもないからだ。   有人来了,不过我却踌躇起该不该说“欢迎”来。毕竟大多时候都是来访者又闹又贫的,还不是客人。
「誰かいます?」 “有人在吗?”
「ああ? あぁ、いらっしゃいませ。何か御用ですか?」 “啊啊?啊啊,欢迎光临。您有什么吩咐?”
「ちょうど良いティーカップを探しているんだけど、ここに置いているかしら?」 “我在找恰到好处的西洋茶杯,这里有吗?”
  そこにはメイド姿の少女(しかも頻度は低いがお得意先である!)が立っていた。珍しく予想が外れたのだ、といっても、予想は一種類しかないから、お客が来れば常に外れだが。   站在那里的是位女仆打扮的少女(而且虽然来的频率低,她可是个大客户!)。这罕见地超出了我的预想,虽这么说,我的预想也不过就一种,来了客人就肯定会超出了。
「ええ、もちろんありますよ。どんなカップをお望みですか?」 “是的,当然有了。您是要什么样的茶杯呢?”
「ちょっと小さめで、かわいらしくて、白くて……。そう、紅い液体でカップの白が引き立つような。それで、そんなに重たくなくて、でも問題は形が少し複雑なんだけど……、それは見てから決めるわ。で、それを二組。」 “稍微小一点儿的、可爱点儿的、白色的……对了,要倒进红色液体的话就能衬托出杯子的白色的那种。而且,不能太重,还有个问题就是外形稍微复杂了点儿……这一点看过了再决定吧。那样的,要两套。”
「えーと、そうですねぇ。」 “哎—,这样啊。”
  注文が複雑だ。まるでカップ鑑定人の認定試験のようである。これはかなり難しい問題だ。商品の山の中で、カップのあった場所を思い出しながらでは少々難しすぎるかもしれない。   这要求太复杂了,完全就像是茶杯鉴定人在做认定考试一样,这可是超级复杂的问题。要是我一边回忆着商品的山堆中杯子类所在的地方一边找也许这难度就过于地大了。
「……カップはいろいろあるんですが、紅茶用ですよね?」 “……我这里茶杯倒是有很多种,您是要喝红茶用的吧?”
「まぁ、そんなような紅茶風用ですわ。」 “啊,您就当是要喝红茶用就行了。”
「紅茶用は確かこのへんにあったような……。」 “喝红茶用的好像是在这边附近吧……”
  幻想郷では紅茶や珈琲といった嗜好品はメジャーである。異国の文化を持ち込む妖怪や、自然と流れ着いた道具や本などによって定着していった。幻想郷は空間は閉鎖的でも、精神は国際的なのだ。   在幻想乡红茶和咖啡这种嗜好品是主流,这是由那些将异国文化带进来的妖怪,还有自然流入的道具和书之类的东西所形成的。虽然幻想乡的空间是闭锁的,不过精神可是国际化的。
  さて、一つのアンティークケースを発見した。確かこのケースには、僕のお気に入りが二組入っていたはずである。   哦,我发现了个古董盒,记得里面应该装着我喜欢的两套茶杯。
「あったあった、これならきっと気に入って頂けると思う……!!」 “有了有了,我想这个一定能让您喜欢……!!”
  ケースを開けてみて愕然とした。そこには僕が予想した形の物は入っていなかったのだ。一組のティーカップと、昔はカップだった破片が何枚か……。そう、僕のお気に入りは無残にも割れていたのだ。   打开盒子一看我愕然了,那里面的东西并非是我所预想的状况:一套茶杯,还有曾经应该是茶杯的几片碎片……是的,我所喜欢的茶杯已经被打碎了。
「どれですか?」 “您指哪一套呢?”
「あ、いや、ちょっと。」 “啊,不。请稍等。”
  落胆していたが、そのケースには一枚の和紙が入っているのに気がついた。何だろう、紙に手を伸ばした、が。   心情沮丧的我突然注意到那盒子里还装进了一张日本纸。会是什么呢?我伸手去拿,可……
「ふーん、これは魔理沙の字っぽいわね? 『すまん』だって? どういう意味かしらね。」 “嗯—?这像是魔理沙的字啊?她写‘抱歉’?什么意思呢?”
「!?」 “!?”
  何が起きたのだ? なぜか紙は掴めなかった。本当に「なぜか」だ。気が付いたらこの娘が持っていた。   发生了什么事了?为什么我没拿到纸?真的,“为什么”啊?我才发现那纸被这位姑娘拿了去。
「はい。お返ししますわ。」 “来,还给你。”
  手渡された紙を見た。その紙には「すまん」とだけ書かれてある。……魔理沙の奴、今度遊びに来たらどうしてくれようか。 我看了看递回来的纸,那上面就写了“抱歉”两个字。……魔理沙那家伙,下次你来玩的话就不想想该怎么办么?
  さて、僕はすぐに混乱から復帰していた。理解できないことは気にしないようにしている。そうでもないと幻想郷では生きてはいけない。   嗯,我很快已从混乱中恢复过来。不能理解的事情就不要去理它,要不然在幻想乡可活不下去。
「そうね。あなたの言う通り、確かに気に入ったわ。これ、頂けるかしら?」 “的确啊,正如您所说,我确实很满意。这个,我能要下吗?”
  前言撤回。僕はまたしても混乱した。割れたカップを気に入るのか?   算我前面没说,我又陷入了混乱中。有人会对打破了的茶杯满意吗?
「え? そ、そうですか? まぁ僕のお気に入りですし……、それにあまり普通じゃないですしね。」 “哎?是、是这样吗?啊,至少我也是喜欢这个的……而且这又不是很普通的。”
  小さいといえばこの上なく小さいし(何しろ破片だからだ)、重くもない。注文通りである。   要说小的话没有比这更小的了(毕竟已经是碎片了),又不重,正符合要求。
「かわいいし、紅いお茶にも映えそうだし、お嬢様の注文にぴったりだわ。」 “又可爱,又能映衬出红色的茶水,正符合大小姐的要求啊。”
  まぁ触れると血は出そうだが……。   是啊,要是碰一下的话弄不好会出血的……
 
  カランカランカラッ。   叮叮当当哐
「ちょっと! 咲夜、いるんでしょ?」 “我说你!咲夜,你在的吧?”
  今度は外れではない。普段はこんな風に扉が開いてから3秒以内には騒々しくなるのだ。もちろん、この赤色は客ではない。   这次是意料之中,平时如果门是被这样打开的话过不了3秒就会热闹起来。当然啦,这赤色的不是客人。
「あれ? 霊夢じゃない。いつ神社に戻ってきたの? それにお嬢様まで……。」 “哎?这不是灵梦么。你什么时候回神社的?而且连大小姐都跟来了……”
「戻ってきたの? じゃないでしょ! 人が居ないと思って神社に勝手に上がり込んで! おまけにこいつ置いてかれたら、何されるかわかったもんじゃない。」 “回神社?哪儿的话!以为人家不在就随便到神社里边来!还附带着把这家伙搁下,我可不敢想她要干出什么事儿来!”
「何もしてないわよ。神社にちょうど良いカップもなかったし、ティータイムにもならなかったわ。」 “我什么都没干啊。神社里又没有恰到好处的茶杯,连我喝茶的时间都没了。”
「勝手に上がり込んでお茶もへったくれもないでしょ!」 “随便就进我屋子里来还喝茶哪!喝风去吧!”
  どうやら、他人の家に勝手に上がり込むのは幻想郷の少女たちの伝統らしいな。   看来随便进人家里是幻想乡少女们的传统啊。
  ちなみにお客様の名前は咲夜。それと霊夢が連れて来たお嬢様はレミリアという。咲夜はレミリアお抱えのメイドだが、このお嬢様、見ての通り吸血鬼である。今回は散歩中に神社に立ち寄ったらしい。   说明一下,来客名叫咲夜,还有灵梦带来的大小姐名叫蕾米莉亚。咲夜是蕾米莉亚专属的雇佣女仆,而这大小姐,正如所见是只吸血鬼。看来她是这次散步顺便散到神社里去了。
「散歩中でも、お茶の時間は必須なの。当然素敵なカップでね。」 “就算是在散步途中也是必须要有喝茶的时间的,当然还要用漂亮的茶杯哟。”
「レミリア。だいたい、なんであんた昼間にうろちょろしてんのよ。吸血鬼のくせに。棺桶にでも入ってれば良いでしょ?」 “我说蕾米莉亚,你一个吸血鬼,大白天的怎么还在外面晃悠啊?钻进个棺材之类的里面不就行了么?”
「私だって日光浴見くらいはするわ。ちなみに棺桶は死人が入る物。あなたは何か勘違いしてるわ。」 “我也是会参观一下日光浴的嘛。另外棺材那是死人进的,你有点误会了哟。”
  日光浴見とは、日光浴をしている人を鑑賞することらしい。   所谓参观日光浴,估计是鉴赏一下正在日光浴的人吧。
「とにかく、悪魔の居る神社とか噂されたらどうするのよ!」 “反正啊,有个恶魔在的神社,这话要是让人传开去你想怎么着吧!”
「何もしないわよ。それに賽銭箱は空だったわ。」 “我不怎么着啊。而且你那香火钱箱是空的啊。”
「でも、神様の居ない神社よりは御利益ありそうですわ。ねぇお嬢様。」 “不过,比起没有神在的神社还是会灵光一点的啊,是吧大小姐。”
「神様不在っていうなー!」 “神不在什么的话给我少说—!”
  博麗神社の由来を知っているのはどうやら僕だけのようだ。ここは霊夢の名誉挽回のためにも教えてやろうかと思ったが……、どうでもいいと却下されてしまった。寂しい。   似乎知道博丽神社由来的人只有我一个,我虽想在这时候算是给灵梦挽回点名誉就告诉她们两位一下的……却给灵梦一句“无所谓”回绝了,真空虚。
「そうそう、咲夜。素敵なティーカップは、見つかった?」 “对了对了,咲夜。漂亮的茶杯,找到了?”
「ええ、見つかりましたとも。たいへん素晴らしい品ですわ。」 “是的,我当然找到了。这可是非常之漂亮的物品啊。”
  そうだった、僕はまだ混乱している最中だったのだ。なにしろそのカップ、片方はこなごなである。   对了,我正混乱着呢。不管怎么说那茶杯中的一套已经碎掉了。
「お嬢様、これで見えますでしょうか?」 “大小姐,这么高您应该能看见了吧?”
  咲夜はケースの蓋を空け、お嬢様に見える高さまで下げた。   咲夜打开盒盖,把盒子拿到大小姐能看到的高度。
  なぜ割れたカップで良いのか。もしかしたら、ある種の謎かけだったのかもしれない。そうだ、片方が割れていることに意味があるのだ。たとえば、紅茶と破片で血の池と針の山、という地獄の「見立て」だとか……。悪魔とメイドだし、きっとそうに違いない!   为什么打破了的茶杯能行呢?难道,也许是有什么内容的迷题也说不定。对了,一边被打破这一点是有意义的,比如说红茶与碎片意味着血池与针山,就像这样喻指地狱之类的……她们又是恶魔和女仆,肯定是这样没错!
 
  だが、カップを見たレミリアも疑問と困惑の表情をしていた。それは予想以上にも人間的な反応だった。   不过,看了茶杯的蕾米莉亚也同样是一副疑问和困惑的表情,那是超出我预想的、比人类还要自然真实的反应。
後編につづく 后篇待续
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