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东方香霖堂/第2话

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第12-17页
< 第1话   东方香霖堂   第3话 >
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幻想郷の巫女、霊夢の持っていた三冊の本。蒐集心を刺激された香霖堂の主人・霖之助は、それを言葉巧みに手に入れようとする。そこへ、元の持ち主である妖怪がやってきて――。第一話「幻想郷の巫女と十五冊の魅力」、その後編! 幻想乡的巫女——灵梦所持有的三册书。被收集心所刺激的香霖堂主人——霖之助,他打算把那三册书用花言巧语骗到手。这时,书原来的主人——那只妖怪又正好赶来……第一话“幻想乡的巫女与十五册的魅力”,后篇!
幻想郷の巫女と十五冊の魅力 後編 幻想乡的巫女与十五册的魅力 后篇
「お待たせ。もー、この服ちょっと大き過ぎよ。歩きづらいじゃないの。」 “久等啦。真是的—,这衣服有点大过头了,走起路来都不方便了。”
 霊夢は戻って来るなり不満を言い放った。まぁ僕の服だから仕様がないだろう。霊夢とはかなりの身長差が有る、というか勝手に僕の服を着てるのだが。  灵梦刚一回来就抱怨起不满来。当然了那是我的衣服所以没办法吧?灵梦和我的身高差得远呢,话说回来,随随便便穿上我衣服的不是你自己吗?
「あれ? 魔理沙じゃない。何でこんな所に居るの?」 “哎?这不是魔理沙吗。你怎么会在这种地方?”
「それはこっちの台詞だぜ。私は、何か新しい物が入荷してないか見に来ただけだ。まっとうな客だぜ。」 “那是我的台词耶。我不过是来看看进没进什么新东西,可是正经的客人哟。”
「霊夢。僕の店を指して[1]『こんな』所ってのはないんじゃないか?」 “灵梦。你能不能别指着我的店说什么‘这种’地方啊?”
「いつ来ても客が居た事なんか無いじゃない。場所も悪いのよ。」 “我不是什么时候来都没客人吗。是你这店开的地方不好。”
 客と言ったはずだぜ、魔理沙はそう言いながら僕が読んでいた本を読み始めた。霊夢は勝手に戸棚から急須 (きゅうす) を出してお茶を淹れ[2]始めている。いつも通り勝手な奴らだ。客でもないし。  “反正该叫我客人啦”,魔理沙边说着边读起我刚还看着的书来。而灵梦则又随便地从柜子里拿出茶壶来开始沏茶。她们还真是一贯地随便,又不是客人。
僕は霊夢の本を横目に見つつ、この本を僕の物にする為には本の存在に気付いていない振りを見せなければいけない、と考えていた。 我斜眼瞟着灵梦的书,心想若要得到它们就必须装出没注意到有这些书在的样子。
「ともかく服の仕立て直しは引き受けてやろう。だがな、ただじゃない事くらいは判っているよな?」 “那我就先接下给你缝补衣服的活吧。不过啊,你总该明白这不会是白给你干的吧?”
 霊夢は振り向きもせず「どうして?」と言った。  灵梦连头也不回地问了句“为什么?”。
「どうして? だぁ?  (あきな) いというものはそれ相応の代価を払う事で成り立っているんだよ。」 “你说为什么?所谓商业买卖就是要支付与其相应的代价才算成立的啊。”
「そのくらい知ってるわよ。ちゃんと普通に買い物する時はお金を払っているわ。うちの神社だって願い事を叶える代価にお賽銭 (さいせん) (もら) っているし」 “那道理我还算知道啦。平常买东西的时候我也是照样付钱的,而且我的神社为别人实现愿望也是要收香火钱的。”
「うちの店は普通ではないとでも?」 “那你是说在我的店里就不能算平常了?”
「霖之助さんはお金なんかに興味無いでしょ?」 “霖之助不是对金钱不感兴趣吗?”
「いつそんな事言ったんだよ。勝手に決め付けるな。」 “我什么时候那么说了。别你想什么就是什么。”
「いつもお金なんて取らないじゃない。」 “你不一直不收钱的么。”
「何言ってるんだよ。今まで受けてきた仕事も持っていった商品も、全部ツケだぞ。」 “你说什么呢啊。至今我受你委托的工作和你拿走的商品可都记在我的帐上呢。”
 霊夢は湯飲みにお茶を注ぎながら、
「だって、私はお金を持ち歩いていないわ。家に帰っても無いけど。」
 灵梦边往茶杯里倒茶,
“可是,我现在可没带着钱,回家里也没有。”
「誰も賽銭 (さいせん) 入れないもんな。君の神社で祈っても願い事は (かな) わないんだろう?」 “那是因为谁都不放香火钱吧。你的神社就算参拜了不也实现不了愿望么?”
「あ、急にそういう事言い始めたって事は、霖之助さんの目当てはこの本でしょう?」 “啊,霖之助你既然突然开始那么说,是看中了这些书吧?”
 霊夢は湯飲みを置いて僕の隣に座り、もうすぐ僕の物になる予定の本を手繰 (たぐ) り寄せた。  灵梦放下茶杯坐到我的旁边,把我就要到手的书揽到自己怀里。
「……霊夢のツケは、そんな本程度で払える様な値段じゃないよ。」 “……灵梦的欠的帐,可不是那些书的价值就能付清的哟。”
「この本はね、私が退治した妖怪が大事そうに持っていたから持って来たの。きっと価値は有るわ。」 “这些书啊,可是被我打退的那妖怪看得很重要的东西所以我才拿来的,肯定有价值的。”
 魔理沙がこっちを見て『言った通りだろ?』って顔をしたので、腹の内では笑いそうだったがそこは (こら) えて、
「どれどれ見せてみな。……うーむ、なるほど。作りは良いんだが割と新しい物だな、こういう物は古い方が価値有るんだよ。やはり大したもんでもないな。『妖怪にとって珍しい物』だったので持っていただけだろう」
 魔理沙一副“我说得没错吧?”的表情瞅着我,我心中觉得好笑,不过这时候就得忍着,
“那让我看看到底怎么样。……嗯—,原来。虽然制作精良不过还相当新啊,这路东西都是古老的才值钱啊。果然不是什么大不了的玩意儿。你只是看它‘对妖怪重要’所以就拿来的不是么。”
「じゃぁ、その本と今までのツケ、交換で良いわね。」霊夢はニヤリとしていた。 “那,就把这书和到现在为止欠的帐做个交换吧。”灵梦咧嘴笑了笑。
 彼女は人の話を聞かないし物の価値という概念も持っていない。恐らく彼女にとってはお金の価値も紙や金属以外の何物でもないのだろう。だが、僕が欲しがっている事はやんわり伝わった筈だ。何しろ……。  她不但不听人说话,对物质的价值也没有个概念。恐怕对她来讲金钱也就是和纸呀金属之类的是同等价值的吧。不过,我应该还是委婉地表达出了我对那几本书的渴望。不管怎样……
「仕様がないな。その三冊は貰ってやるよ。」 “没办法啦,那我就收下那3册书啦。”
「あれ? 三冊全部?」 “哎?3册你全要?”
「一つは服の仕立て直し代、一つは今着ているその服の貸し代、そしてもう一つは……」 “一本是缝补衣服的钱,一本是你身上穿着的衣服的借款,然后还有一本是……”
「あー、ちょっと待って、今までのツケ全部とじゃないの?」 “啊—,你稍等,不是和到现在为止的一切帐单换吗?”
「おいおい、ツケって幾ら有ると思ってるんだい。とてもじゃないけどそんな本程度じゃ全部は払えないよ。」 “喂喂,你以为你欠的帐有多少?虽然不算很多但也不是那几本书就能全付清的啊。”
 それは本当だ。霊夢は店の物を持って行く、服や道具作成の依頼もする。お祓い棒も僕が用意した物だ。  那是真话。灵梦白拿店里的东西,衣服和道具也找我做,连驱邪棒都是我给预备的。
「仕様がないわね。残りはツケのままでいいわ。」 “真没辙啊。剩下的就还欠着好了。”
 窓の外を見た。そうだった。今朝から嫌な予感がしていたのだ。  我看了看窗外。对了,我从今天一早就有着不祥的预感来着。
「ちなみに最後の一つは――、『扉の修繕 (しゅうぜん) 代』だ!」 “另外最后一本就是——‘门的修缮费’啦!”
 
 ドンドンバン。店の扉が強く叩かれ悲鳴を上げていて今にも取れそうだ。本一冊では割が合わなかったかも知れないな……。  咚咚咣。小店的门被狠命敲着发出惨叫般的声响,眼看就要被捶下来了。这可能不是1册书就能补偿的吧……
「さっきの赤いの、居るのは判っているわ! ヒトの本勝手に持ってったでしょう!」 “刚才那个红色的家伙,我知道你在这儿!是你随便把人家的书拿走的吧!”
 扉の下にはかんかんに怒った小さな女の子が見える。服がぼろぼろだ、さっき霊夢が退治したと言っていた妖怪だろうか。  从门的下边可以看到一个身材娇小的女孩子正气得火冒三丈,衣服破破烂烂的,估计是刚才灵梦说的那个被打退的妖怪吧。
「まったくしつこいわね。私に負けたんだから大人しく森に帰ってればいいのに!」 “你可真是缠人啊。既然败给了我就老老实实地回你的森林里去就好!”
「あれー? 赤くない。」 “咦—?不是红色的。”
「今日はブルーなのよ。」 “今天是蓝色的哟。”
「とにかく、私の本返してもらうわ!」 “反正,我要要回我的书!”
「まぁ返せってもねぇ、既に私の所には無いのよ。 (あきら) めなさい。」 “啊,你说要我还也没用啦,已经不在我这里了。还是放弃吧。”
(ひど) い……それで今は何処 (どこ) に有るのよ!」 “过分……那现在在哪里呀!”
 すでに僕の物である、もちろん渡す気は無い。だが僕は、荒っぽい事は出来ないたちなのだ。それでよく生きていられるね、と彼女たちは言うが、僕はそれが普通だと思っているし、彼女たちの『何倍』も (なが) く生きている。……僕は霊夢を (にら) み付けた。  已经是我的东西了,当然我可不想给她。不过我不是那种会动粗的人,所以才能好好地活这么长时间,虽然她们常这么说,这对我来说很普通,而对她们,我可是拥有着她们好几倍的永生。……我生气地瞥了灵梦一眼。
「……ほらっ、魔理沙! あんた暇そうにしてるじゃない。」 “……喂,魔理沙!你看起来很闲嘛。”
「あー? 何だ? 自分が () いた種だろうが。一人でやれよ。」 “啊—?什吗?这是你闯的祸吧?你自己来吧。”
「こんな服じゃまともに動けないのよ。大して面倒じゃない相手よ、魔理沙なら。……でも、後ろからの攻撃に気を付けてね。」 “穿着这样的衣服我活动都不方便啊。她不是什么太麻烦的对手,对魔理沙来说的话。……不过,得注意从身后的攻击哟。”
「復讐の相手を私にやらせようっていうのか。まったく霊夢って奴は……」 “把来报复的对手交给我收拾吗?灵梦你这家伙可真是啊……”
 魔理沙は (つぼ) の上からひょいっと飛び降り、何だか機嫌良さそうな歩行速度で女の子の前に向かった。  魔理沙从壶的上面轻巧地跳下,却好像满面春风般地一步步走向那女孩子的面前。
「お代はツケでね。」 “费用就记帐上吧。”
 もちろん、霊夢が魔理沙にお金を払っている所など見た事無い。  当然,我可没见过灵梦付给过魔理沙钱。
「出てきたぜ。赤いのはあんたには完敗だそうだ。代わりに親が相手してやるぜ。」 “我来了哟。听说那个红色的惨败给了你,现在换她妈妈跟你玩玩。”
「……親って何よ。どう見ても親子じゃないでしょ!」 “……什么啊就妈妈呀?怎么看你们都不是母子吧!”
「あいつは捨て子だったんだよ。」 “那家伙曾是个弃儿啦。”
 霊夢は再び席に戻りお茶を飲んでいる。  灵梦则又回到座位上喝着茶。
「闘うなら店の外でやってくれ。これ以上破壊されたら君から弁償代を払ってもらうからな。」 “要打的话就给我外面打去。要再毁点东西的话就让你们赔偿损失了啊。”
「判ってるぜ」と言って魔理沙は強引に妖怪を外に追い出した。 “我知道”,说着魔理沙就强行把那妖怪赶出了门外。
「それはともかく、香霖、十五冊全部 (そろ) って良かったな。」 “不说别的,香霖,凑齐了15册真不错嘛。”
 驚いて魔理沙を見た。僕がさっき思い付いた十五完全説を話した記憶は無い。  我吃惊地望着魔理沙。我可不记得刚才说过我想这套书共15册。
「どうして、全十五冊だと思ったんだい?」 “你怎么……就认为一共是15册的呢?”
 魔理沙は持っていた本を投げてよこした。  魔理沙把刚才拿着的那本书朝我扔了过来。
「その本の裏を見てみろよ。」 “看看那本书的里页吧。”
 僕は本を裏返して裏表紙をめくった。そこには小さく「全十五巻」と書かれていた。  我把书翻过来看了下封面里页。那里写着“全15卷”的小字。
 
 外は雪が舞っている。扉は早く修理しないと (つら) い。  门外飘着雪。若不早些把门修好的话就难挨了。
「まったく、霊夢が店に来るとろくな事が無い」 “真是,灵梦一来店里就肯定有怪事。”
「この店自体がろくな事が無いのよ。はい、お茶。」 “你这店本身就比较奇怪吧。来,喝茶。”
 僕は隣に座って霊夢が淹れたお茶を受け取った。差し出されたお茶は (すご) く良い香りがした。  我在灵梦旁边坐下接过茶杯。她递来的茶水有股很浓的清香。
「あ、このお茶。棚の奥に有ったお茶使っただろ。」 “啊,这茶。你用的是放在柜子里手的茶叶吧?”
 てっきり霊夢が買ってきたお茶だと思っていたのだが、
「そのお茶が一番良い香りがしたのよ。」
 我还以为是灵梦买来的茶叶,
“那茶叶是最香的哟。”
「一番貴重なお茶だ。特別な時の為に取って置いたのに……」 “那是最贵重的茶叶啊。我可是想留到特别的时候的……”
「あら特別じゃない日なんて有るの?」 “哎呀,有不特别的日子吗?”
 霊夢はすっかりくつろいでいて、機嫌も良さそうだった。外からは楽しそうに笑う魔理沙の声と妖怪の悲鳴が聞こえてくる。  灵梦完全舒服地放松下来,看来心情也不错。外面传来魔理沙快乐的笑声和妖怪的惨叫声。
 わりといつもの事である。僕にはとても特別な日とは思えなかった。  这是很平常的事情。反正我不觉得今天对我来说有什么特别的。
「霖之助さん、どうせその本売らないんでしょ? 周りの商品もずっと変わっていないし」 “霖之助,那书反正你也不卖吧?周围这些商品也一直都没变化。”
 店の大半はコレクションであり、確かに余り手放したくない。  店里大半的东西都是我的收藏,我的确不太想把它们出手。
「いや、すべて売り物だよ。」 “不,全是要卖的东西。”
――僕は商売人向きではないのかも知れない。 ——也许我不适合做一个商人。
第二話につづく 第二话待续

注解

  1. 在杂志上连载时为“僕の店指して”。
  2. 在杂志上连载时为“入れ”。
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