东方文花帖 (书籍)/米斯蒂娅·萝蕾拉
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报纸
第百二十季 神無月の一三 | 第一百二十季 神无月[1]之三 |
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夜雀が経営する新商売が好調 | 夜雀的新生意前景大好 |
焼き鳥食べるなら焼き八目鰻 | 比起烤鸟肉,更应该尝尝烤鳗鱼 |
最近、夜雀が始めた新商売が好調だ。その商売とは、焼鳥屋ならぬ焼き八目鰻屋である。人通りの少ない夜の道、突然現れる紅い提灯の屋台。その紅い灯りに誘われてふらりふらりと暖簾をくぐると、そこは焼き鳥屋ではなく焼き八目鰻屋だ。この一風変わった料理は変わった物好きの幻想郷の間で話題になっている。 | 最近,夜雀经营的新店生意不错。本该售卖烤鸟的传统夜店改为了售卖烤八目鳗。就这样,夜间人迹罕至的道路上出现了一家挂着红灯笼的小店。许多被灯光吸引的顾客都惊奇地发现,这家店卖的是烤鳗鱼。如此古怪的料理,成为了幻想乡的好奇者们的话题。 |
この屋台を出しているのは、ミスティア・ローレライさん(夜雀)だ。ミスティアさんは紅提灯から焼き鳥を撲滅すべく、この新商売を始めたという。昔から八目鰻は鳥目に効くと言われ、重宝されてきた。また反対にこの道を夜歩いた者は、鳥目になることも多いという。その為、この道を通って鳥目になった者がそのままこの屋台に駆け込んだり、最初から予防の為に一杯やってから、という客が多い。 | 这家店的店主是米斯蒂娅·萝蕾拉(夜雀)小姐。她是为了让人们放弃“挂有红灯笼就是烧烤鸟店”的这种先入为主的想法,做了这件新生意。八目鳗对于夜盲症有着显著的疗效,因而在过去就被当作是珍宝。而且换个角度说,晚上走在这条道路上的人,患有夜盲症的也很多。因此,有大量患有夜盲症的和想要预防夜盲症的顾客涌入小店。 |
ミスティアさんはこう語る。 | 米斯蒂娅是这样说的: |
「夜の屋台の定番が焼き鳥ってのはおかしいわよねぇ。もっと二重に美味しい食べ物だってあると思うの。二重って味と商売的って事ね。で、考えたんだけど、この辺は鳥目のお客さんが多いじゃない、っていうか私が人間を鳥目にしているんだけどー。だとしたら鳥目に効く八目鰻は人気出るんじゃないかなと思ってね。人間を鳥目にして夜まともに歩けなくして、鳥目に映るは提灯の紅い灯り。仕方が無く入ってみると鳥目に効く八目鰻。これって無敵じゃない?」 | “晚上的货摊就一定要做烤鸟肉,这样的设定毫无意义。我觉得有比起这个要两倍好吃的食物,还有两倍的生意。嘛、我就是这么想的,而且在这附近患有夜盲的客人不是很多吗?虽然多数是因为我的缘故。所以我认为要是推出对治疗夜盲很有用的烤鳗的话,一定会很有人气的吧。得了夜盲症的人类在晚上寸步难行,但还是能看到红色的灯光的。别无选择的他们到了这里发现是可以治疗夜盲的烤鳗鱼,这不是太完美了吗?” |
また、この店では店主の歌が聴けるサービスもある。お酒が進んだ後でないとまともに聞けないこの歌を聞いてしまうと、もう帰れなくなる位の素晴らしい歌だ。なおこのサービスは拒否出来ない。焼き鳥より焼き八目鰻。これからの新定番となるのかもしれない。私も食してみたが、これはおすすめである。 | 此外,店铺还提供店主唱歌的服务。喝酒的同时,听着本来无法正面去听的歌曲;客人都因歌声的美妙而欲罢不能。此外,这个服务是非自愿的哦。比起吃烤鸟,还是更该尝尝八目鳗啊。也许这会是以后的新风尚也说不定呢;我也去尝了尝,的确值得推荐。 |
(射命丸文) | (射命丸文) |
采访
米斯蒂娅 |
夜の鳥ぃ、夜の歌ぁ、人は暗夜に灯(てい)を消せぇ~ |
“夜之鸟—,夜之歌—,夜中的人关掉了夜中的灯♪” |
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文 |
話の途中ですみません。これ、貴方の事を記事にしましたので持ってきたんですが。 |
唱歌的时候打断你真不好意思。对了,我把上次报道的报纸带过来了。 |
米斯蒂娅 |
ん? そう、そこに置いといて。夜の夢ぇ、夜の紅ぁ~ |
嗯?那个啊,就放在那边好了。“夜之梦~,夜之红啊—♪” |
文 |
興味無いのですか―― |
好像没什么兴趣呢…… |
米斯蒂娅 |
人は暗夜に磔を喰らえぇ~ って歌の途中邪魔しないの。 |
“人在黑夜中吞食碎石子♪ ”唱歌的时候请别打断我。 |
文 |
初めてですよ。自分の事が記事になっているのに全く興味を示さない方は――。 |
还是第一次遇到呢,对报道自己的新闻完全没有兴趣的家伙…… |
米斯蒂娅 |
歌の方が楽しいじゃない。 |
唱歌不是更有意思吗? |
文 |
変な歌詞。まぁ良いんですけど、焼き鳥反対なのは私も賛成です。 |
歌词却很奇怪。嘛算了;反对烤鸟肉的事情我也赞成呢。 |
米斯蒂娅 |
そうよねぇ。他に食べるもん一杯あるもんねぇ。なのに他の赤提灯では焼き鳥ばっか。やんなっちゃう。 |
就是这样呢。不是还有很多其他的好吃的东西吗?为什么挂着红灯笼的店就一定是烤鸟店呢,一定是哪里弄错了。 |
文 |
ところで、八目鰻が鳥目に効くってのは本当なんですか? |
话说回来,八目鳗真的对夜盲症有疗效吗? |
米斯蒂娅 |
そりゃ効くわよ。目が八つもあるんだもん。 |
当然有疗效啊;它有八只眼睛呢。 |
文 |
八目鰻に目は二つしかありません。目の様に見えるのは鰓(えら)ですよ。あと模様は十四あります。 |
八目鳗其实只有一双眼睛啦。其余的其实是鳃哦,而且似乎还有十四种不同的花纹呢。 |
米斯蒂娅 |
え? でも実際効くんだから問題無いわね。 |
诶?但是它的确有疗效,这是没问题的。 |
文 |
まぁそうなんですが。 |
嘛虽然是那样…… |
米斯蒂娅 |
それに、効きが悪ければ私が鳥目を解除して、効いた振りすれば良いだけだもんね。 |
如果实在没有效果,我就会把夜盲症解除掉,这样效果就出来了呢。 |
文 |
え? それって八目鰻の売り上げを騙して上げようとしています? |
诶?这不变成为了推销八目鳗而做的骗局嘛? |
米斯蒂娅 |
夜の鳥ぃ、夜の歌ぁ~ |
“夜之鸟—,夜之歌—♪ ” |
文 |
歌はもう遠慮します。 |
还是不要再唱了。 |
米斯蒂娅 |
鳥目が治るんだから良いじゃないの。それとも何? 貴方も私たちに喰われた方が良い? |
能治好夜盲症不是很好吗。或者你觉得,我们被吃掉比较好么? |
文 |
貴方は本当に夜雀? |
你真的是夜雀吗? |
米斯蒂娅 |
人は暗夜に灯を~ |
“暗夜无光下的人♪” |
文 |
歌はもう良いってば。 |
真的不要再唱了! |
米斯蒂娅 |
でもね、最近八目鰻が手に入らなくなって困るのよねぇ。 |
说起来最近八目鳗很难入手了,很让我困扰呢。 |
文 |
すでにちょっとどころじゃなく季節が外れてますからねぇ。気の早い奴ならもうすぐ冬眠始めますし。 |
嗯,都已经是这个季节了。还在外面活动的鳗鱼也少了呢,一些性子急的可能已经开始冬眠了吧。 |
米斯蒂娅 |
だから今は、八目鰻だけじゃなくて鰻とか泥鰌とかも混ぜて出しています。 |
所以呢,烧烤的时候我混进去了一些泥鳅,而不是鳗鱼。 |
文 |
もう普通に騙してますね。 |
这不是明目张胆的造假吗。 |
米斯蒂娅 |
でも効くんだから問題無いって言ってるじゃないの。 はい、八目鰻の串揚げお待たせ。 |
我不是说了吗,只要真的有效就没关系了。 久等了,您的八目鳗好了。 |
文 |
良いですけどね、八目鰻もどきでもどうでも、ってあー! 串揚げの下に敷いてるのは私の新聞ー。折角持ってきたのにー。 |
真不错呢,这个八目鳗炸的刚刚好。 —啊,你垫在下面的是我的报纸啊! 亏我还特意拿过来的呢。 |
米斯蒂娅 |
新聞紙は油を吸うのにちょうど良いからね。重宝してます。 |
报纸很能吸油呢,是宝贝呢。 |
文 |
自分の記事ですら気にならないのですか? なかなかそういう方って居ないんですけど。 |
对自己的报道一点兴趣都没有吗?这样的人好像还真的没有见过呢。 |
米斯蒂娅 |
そんなに小さい文字が並んでいても読めませんて。 |
那么小的字,根本看不清啊。 |
文 |
もしかして文字の読み書きが出来ない? |
难道说,你不识字吗? |
米斯蒂娅 |
そ、そこまでは酷くないわよ。ただ、新聞なんか読んでいる暇があったら歌でも歌った方が良いと思っただけよ。 |
没、没有那么糟糕啦。只是,有时间看新闻的话还不如去唱歌比较有意思。 |
文 |
少しは活字も読みましょう。鳥頭がますます鳥頭になってしまいます。 |
多多少少,还是认识点字吧。不然你的鸟头会越来越呆。 |
简介
ミスティア ローレライ (Mystia Lorelei ) | 米斯蒂娅·萝蕾拉 |
歌声で人間の判断能力を鈍らせる夜雀。また、人間を鳥目にするとも出来る。 | 能用歌声混淆人类的判断能力的夜雀,还可以使人患上夜盲症。 |
出演作:『東方永夜抄』『東方花映塚』 | 登场作品:《东方永夜抄》、《东方花映塚》 |
注解
- ↑ 神无月:日本历十月
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