序文 |
序文 |
夜空を流れる星、花香に誘われ舞う蝶、低きを求めて流れる水、深く暗い霧。 |
划過夜空的流星,受花香引誘而飛舞的蝴蝶,流向低處的河水,深邃黑暗的濃霧。 |
自然に起こる事柄には何らかの理由がある。人間はそれらの出来事に説明が付くように理由を捏造した。 |
自然界發生的事情都有其各自的道理。人類為了證明自己能夠說明這些道理進而捏造出種種理由。 |
そうして目に見える出来事は全て、人間の物となる……筈だった。 |
映入眼帘的這一切,都將為人類所有……本來應該是如此的。 |
自然に起こる現象にあちこちで別の解釈が生まれた。それは統一された理論を好む人間にとっては、一つの正解を除いて、もしくは解釈の全てが誤りであると考えてしまうだろう。 |
對於自然界中發生的現象到處都產生了不同的解釋。這對於那些喜歡被統一的理論的人類們來說,他們會認為除了其中的一個正確答案以外,其他的種種解釋都是錯誤的吧。 |
しかし妖怪達の考え方はこうだ。目に見える物、世の中に起こる出来事、それに対する考えすらも、全て正解である。何故なら、妖怪自身も現象と考え方から生まれた物だからだ。 |
但是妖怪們思考的方式卻是這樣的。眼中所見的東西,周圍發生的事情,就連對這些東西產生的思考,一切都是正確的。要問為什麼的話,因為妖怪本身,也是從現象和思考中誕生的東西吧。 |
私はふとした事から天狗の手帳を見た事がある。天狗が世の中の出来事を書き留めた手帳だ。 |
我因為一個偶然的機會得以窺見天狗的手冊。那本天狗用來記錄世間所發生的事情的手冊。 |
その手帳には、本当にどうでもいい日常が私とは異なる視点から見て記述されていた。天狗の観察力は鋭く、既に私が理解できる世界を越えて独自の世界を築いている様だった。 |
那本手冊里記錄著從和我完全不同的視點下看到的許多非常平淡無奇的日常事物。天狗的觀察力非常敏銳,她們似乎已經超越了我所能理解的世界,構築起了一個獨自的世界。 |
どうでもいい日常でもいいから、全て書き留める事で何か見えてくるのだろう。そう考えた私は、今まで見てきたどうでもいい出来事――スペルカードを本に纏める事にした。 |
就算是平淡無奇的日常也無所謂,只要全部都記錄下來的話一定就可以從中發現什麼吧。那麼想著的我,便決定將以前一直認為平淡無奇的那個——符卡集中起來寫成一本書。 |
天狗の手帳を見た時より古い物は思い出しながらではあるが、書き留める事で新しい魔法のヒントになるかも知らない。 |
比我看天狗的手冊時還要古舊的事情雖然需要一定的回憶,不過通過記錄也許可以發現研究新魔法的靈感。 |
そんな経緯からこの本は生まれた。人間が書いた幻想郷唯一の魔法弾幕書である。決してアリスが書き留めている魔法の本を真似した訳ではないぜ。 |
這本書就是在這樣的念頭下誕生了。這是人類所寫的幻想鄉唯一的魔法彈幕書籍。可絕不是在模仿愛麗絲所寫的那些魔法書哦。 |
私はもっと魔法を使えるようになりたい。いや、なる予定だ。ゆくゆくは大魔法使いと呼ばれるのだ。 |
我希望能使用更多的魔法。不對,是預定能使用啦。最終我要被大家稱呼為大魔法師。 |
その為に努力を惜しむつもりは無いが、果たしてこのノートは私の糧となるだろうか。 |
為此我雖然決定不惜一切努力,但到最後這本記錄真的能成為對我有用的食糧嗎。 |
まぁもしならなければ、幻想郷弾幕博物図画集とか何とか仰々しい名前にして、図書館に高く売りつけてやるからいいんだけどー。 |
不過嘛,假如要是沒用的話就給它安個幻想彈幕博物圖畫集或者其他什麼誇張的名字,高價賣給圖書館就好了嘛—。 |
魔理沙 |
魔理沙 |