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東方香霖堂/第3話

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第18-23頁
< 第2話   東方香霖堂   第4話 >
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「香霖堂」を訪れた魔理沙が持ってきたもの。それは最近幻想郷に増えつつある美しい朱鷺であった。博麗神社で捕まえたというその朱鷺を、霊夢といっしょに調理して食べようとする魔理沙。賑やかになった「香霖堂」で、主人の霖之助は、朱鷺の増えた理由に考えをめぐらせるのだが――。 來到「香霖堂」的魔理沙拿來了一樣東西,那是最近在幻想鄉正逐漸多起來的美麗的朱䴉。 魔理沙說那朱䴉是在博麗神社捉到的,還和靈夢提議要一起把它做着吃了。 香霖堂變得熱鬧了起來,而店主霖之助則思考着朱䴉多起來的理由……
「東方」シリーズ原作によるオリジナルストーリー連載、その第二話! 根據「東方」系列原作原創的故事連載,第二話!
幻想の鳥 幻想之鳥
「おい香霖! 何やってるんだ、今日は恒例の鍋の日だぜ。」 「餵香霖!幹什麼呢!今天可是例行的火鍋日喲。」
  という騒がしい音と共に扉が開けられた。僕の中では、今日は恒例の動物愛護の日である。   我的店門就隨着這吵鬧的聲音給推開了。在我來看,今天倒是例行的愛護動物日。
「なんだ魔理沙か。来るなり鍋の日とはどういう意味だ?」 「怎麼,是魔理沙啊。一進門就說什麼火鍋日,什麼意思嘛?」
  魔理沙は右手を挙げて見せたのだが、そこにはぐったりとした紅白の塊が……。   魔理沙把右手舉起來給我看,我看見了個紅白色蔫頭耷腦的大傢伙……
 
  幻想郷の人里から離れた魔法の森、その森のすぐ近くに僕の店「香霖堂」はある。つまり人間の住む所と魔物のそれの中間の場所だ。この場所なら人間相手にも妖怪相手にも商売ができると考えていたが、実際はどちらからも「客」が来ることはほとんどなかった。まぁ賑やかなのが来ることはあるのだが……。   在幻想鄉有片遠離人煙的魔法森林,而我的店「香霖堂」就在距那森林很近的地方。也就是說,我這是在人類的住處與魔物的棲息地之間的地方。我本考慮着建在這裏的話就能與人類和妖怪都做得成買賣,結果實際上哪邊都基本上沒個「客人」上門。哎,倒是經常有這些吵吵鬧鬧的傢伙們來……
 
「それは朱鷺じゃないか。どうしたんだ?」 「你那不是朱䴉嗎?這怎麼回事?」
「ああ、神社でちょいと捕まえてな。霊夢は鍋の準備をするってんで遅れてくるぜ。」 「啊啊,這是我剛好在神社逮到的啦。靈夢說要準備火鍋所以晚點兒來。」
「何で勝手にうちで集合なんだよ?」 「幹嗎隨便就往我這裏集合呀?」
「何言ってるんだ、こいつは美味いんだぜ。見た目は悪いけど……。」 「你說什麼呢啊,這傢伙可好吃嘍。雖然看上去很醜……」
  朱鷺、幻想郷で年々増えつつある鳥である。どこからわいてくるのか多い時には空が鴇色に染まることもある。だが、朱鷺の肉は美味だが見た目は良くない。鍋も……、鴇色というか朱色に近い色に染まる。言い方は悪いが、吸血鬼が作った人間の鍋みたいに見えるのだ。   朱䴉這鳥在幻想鄉年年增長,都不知道它們是從哪裏冒出來的,天空也時常是被染成它們的顏色。不過,雖然朱䴉肉質鮮美,長相可不怎麼樣。做成火鍋的話……整鍋顏色也會被染成類似它們那種的朱紅色。說起來不太好聽,看上去就像吸血鬼煮成的人類火鍋一樣。
「まぁいいけど、何で突然鍋だと……。」 「算了也罷,不過怎麼突然說起要吃火鍋啊……」
「決まってるだろ? 気温の低い日は鍋の日だ。」 「那不當然的嘛?氣溫低的日子就是吃火鍋的日子啦。」
  まぁこの朱鷺はたまたま拾っただけ、さっきまで活きが良かったんだけどな、と言いながら魔理沙は勝手に台所に入っていった。   「這朱䴉也就是碰巧撿着的,它剛才可還挺活泛的呢。」,魔理沙邊說着邊隨便進了廚房。
 
  幻想郷は文字通り幻想の生き物が棲む。いつの間にか外の世界の人間は、「幻想の生き物」とはただの「空想の生き物」のことと刷り込まされている。だがもちろん、幻想の生き物と空想の生き物はまったくの別物だ。空想の生き物とは、ただの妄想と復号失敗と勘違いの別名だ。それに対し、幻想の生き物とは幻想郷にしか居ない生き物の略である。いうまでもなく、僕も魔理沙も幻想の生き物である。   正如字面所說,幻想鄉里棲息着幻想的生物。不知什麼時候,在外面世界人類的思維中,「幻想的生物」的概念已經被塗抹成「空想的生物」了。當然了,幻想的生物和空想的生物完全是兩種東西。所謂空想的生物,不過是妄想、複合失敗與誤解的別名。而,所謂幻想的生物,是只在幻想鄉才有的生物的略稱。自不必說,我和魔理沙都是幻想的生物。
  しかし、なぜ朱鷺が急増したのかは僕にもわからない。まさか朱鷺も「幻想の鳥」となってしまったのだろうか。僕が知っていた頃の外の世界では考えられないことだが、まぁ、あれから時間が経ち過ぎた。限られた素材と古い記憶だけで外の世界をいくら想像しても、それはただの空想に過ぎないのだろう。想像を憑拠にした想像はただの空想だ。想像とは、空想、妄想、予想、仮想、幻想、の順でランクが付けられている。   可是為什麼朱䴉的數量會驟增呢?這我也不清楚。難道說朱䴉也成了「幻想的鳥」麼?以據我所知的那時外面世界的情況來推斷的話這根本是不可想像的事情,啊,不過從那之後過了太長時間,僅用這有限的素材和古老的記憶再怎麼去想像外面的世界那也不過只能是空想而已吧。把想像作為憑據的想像那只是空想。說起想像,是有空想、妄想、預想、假想、幻想這一排列順序的。
 
「お待たせー、魔理沙も居るわよね。」 「久等啦—,魔理沙也在吧?」
「……待つも何も、突然やってきたんだからそんな余裕もないじゃないか。」 「……說什麼久等啊,你突然間就來了我不連等的時間都沒有嗎?」
「そりゃ、突然行ったんだから当然よ。けど、どんな時でも待っていれば良いのよ。それがお店ってものでしょ?」 「那是因為我突然就動身了,當然沒有你等的時間嘍。不過,你無論什麼時候都可以等着啊,所謂開店不就是幹這個麼?」
  魔理沙の予告通り霊夢がやってきた。手に色々な荷物を抱えているが、鍋の材料だろうか。   正如魔理沙的預告,靈夢來了。手上抱着一堆各樣的東西,估計是火鍋料吧。
「おう霊夢、待ってたぜ。早速鍋の準備だ。」 「哦—靈夢,可讓我等來了。趕快來準備鍋子吧。」
  魔理沙は手を出し「ほら渡せ」、といった感じの仕草をしている。   魔理沙伸出手來,那姿勢就好像在說「來,給我」。
「持ってきたわよ。はい。」 「我拿來了,給。」
「あー? こりゃ赤味噌だ。誰が赤味噌なんか持ってこいって言ったんだよ。」 「啊—?這是紅醬汁。誰說讓你拿紅醬汁來了啊?」
「誰が言っても言わなくても、朱鷺汁は赤味噌に決まってるのよ。」 「不管誰說不說,要做朱䴉湯的話肯定就得是紅醬汁啊。」
「おいおい、ただでさえ赤い鍋なんだから白味噌にしろよ。赤汁に赤味噌か? お前はコミュニストか?」 「喂喂,本來就夠紅的鍋子了求你用白醬汁好不?紅湯用紅醬?你是共產主義者嗎?」
「色で食べる訳じゃないの。最初から赤ければ朱鷺肉の赤も気にならないでしょ? それに白味噌じゃぁ……、源平合戦じゃない。」 「要吃的又不是顏色。本來就很紅的話朱䴉肉的紅色不就不顯眼了嗎?而且你要用白醬汁的話……那不成源平之戰了嘛?」
  二人とも色で食べているようにしか聞こえない。それにしても魔理沙は朱鷺を掴んでいるので、彼女が力むと朱鷺も鳴く。まるで朱鷺が魔理沙に相槌を打っているように見えておかしい。魔理沙もわざとやっているに違いない。   怎麼聽那兩位都是在看着顏色吃。話說回來,因為魔理沙抓着朱䴉,她一用力那朱䴉也跟着叫,就好像是它在回應魔理沙一樣,看起來真好笑。魔理沙也肯定是故意那麼做的。
「とんこつに紅しょうがをのっけるだろ? 味噌ラーメンに乗せるか?」 「滑豬排上你要放紅姜對吧?可你也往大醬面上放嗎?」
「カレーに福神漬けを付けるでしょ? 魔理沙はクリームシチューに福神漬けを付けるのかしら。」 「咖喱飯得配福神淹菜對吧?難道奶油燉菜魔理沙你也要配福神淹菜的嗎?」
「あの白色の中にある赤色には日本人の魂が宿ってるんだよ。」 「正是那白色中的赤色里才寄託着日本人的精神啊。」
「そんな紅白……私だけで十分よ。魔理沙のどこに日本人の魂があるってのよ。侘び寂びって何だかわかる?」 「那種紅白……光看我就夠了。看魔理沙你哪裏有日本人的精神啊。日本傳統的素簡閒趣你懂麼?」
「それは、霊夢の方が似合わない気もするぜ。」 「我可也認為靈夢你這性子才不配過那種生活。」
「もちろん、私にはわからないわ。」 「當然,我也不懂嘛。」
「とにかく、そんなんじゃ私は鍋は作れんな。」 「反正,就那紅醬汁我可做不了火鍋啊。」
「あんたが鍋にするって言い出したんでしょ? 朱鷺は生では食べられないわ。」 「不是你說要吃火鍋的麼?朱䴉生着可沒法吃啊。」
「そういう問題か? まぁいい、とりあえず捌くだけ捌いておくか。」 「是那個問題嗎?嗨,算啦,先把它收拾收拾吧。」
「裁く[1]の?」 「你要決鬥?」
「ああ、それもいいかも知れないな。ちょっとやるか?」 「啊啊,那也許也不錯。來干一架嗎?」
  結局、一切僕には相談もせず二人は決闘で決着を付けることにしたようだ(勝手に僕の店に来たくせに)。ルールは1対1のスペルカードルール、霊夢が勝てばそのまま鍋に、魔理沙が勝てば白味噌を取りに行かせるつもりらしい。別に白味噌ならうちにもあるのだが、楽しんでるみたいなので放っておこう。さらに言えば、僕は朱鷺の一番美味しい調理法も知っているのだが……。   結果貌似兩位商量都不跟我商量一下就決定要決鬥了(來我店裏時就隨隨便便的)。規則是1對1的Spell Card戰,若是靈夢贏了就用拿來的紅醬汁做火鍋,若是魔理沙贏了看來她就要讓靈夢回去取白醬汁。白醬汁我這裏倒是也有,不過看她們挺高興的就放着別管了。再說,怎麼把朱䴉做得好吃的方法的我也是知道的……
「魔理沙、いつも言ってることだが――」 「魔理沙,還按我的老話——」
「闘うなら外でやってくれ。だろ?」 「要打出去打。是吧?」
「そんなことより霖之助さん、魔理沙の代わりに捌いておいてね。」 「別管我們了,霖之助,你先代替魔理沙把朱䴉收拾一下吧。」
 
  すでに二人の目的はすり替わっている。結果がどうであれ、僕が勝手に調理しても喜んで食べるだろう。もしかしたら、最初からこういうシナリオを用意してるんじゃないかと思えるくらい、いつものパターンだ。二人はどうでも良いことを決闘で決着を付けるのが多い。しかも最近は飛び道具で闘うことが多く、大変眩しい、目に優しくない。   兩位的目的已經轉變到別處去了。不管她們打的結果怎樣,我自己就把火鍋做好的話她們也會高興地來吃吧。沒準一開始就算計着要我來做呢,就她們的一貫行動方式我早能料到如此。她們倆經常因為一點無所謂的事兒來場決鬥,而且最近更是常把飛行道具都用上,那閃得太刺眼了,對眼睛可不溫柔。
  二人の決闘はいつも対照的である。一生懸命な魔理沙に対し霊夢は、わざとか性分かのん気な闘い方をする。勝負は大体霊夢の方に分があるのだが、魔理沙も負けてはいない。ただ、技と力で攻める魔理沙と空気のような霊夢。ぬかに釘というか……。どうにも、霊夢が見ている物は僕たちとは違う世界の物のような気がしてならない。そのくらい、つかみどころがないのだ。   她們倆的決鬥一直都是對照鮮明。比起拼盡全力的魔理沙,靈夢則打得慢條斯理兒,不知是故意的還是性子就那麼悠閒。贏家往往是靈夢,不過魔理沙也不會輸太多。只是,用盡技巧和力量進攻的魔理沙和像空氣一樣的靈夢,你說那是硬頭撞軟豆腐麼還是……不管怎麼說,我強烈地覺得靈夢看到的東西和我們看到的不是一個世界的東西。她就是這麼個讓人摸不透的人。
「あぶないわね! 魔理沙、当たったらどうするのよ。まったくもう……」 「太危險啦!魔理沙,那個要是打到我了你想怎樣呀?真是的……」
「ああもう、何で当たらないんだよ!」 「啊啊可惡,為什麼打不到呀!」
「魔理沙の弾は勝手に避けていくわ。親切ね!」 「魔理沙的子彈總是自己就飛偏了。真親切呢!」
「まっすぐだぜ……。」 「我可是直着打的呀……」
  二人の声が聞こえてきたので様子を見てみた。霊夢は時折テレポート(零時間移動)しているように見える。弾もあらぬ方向から誘導で飛んでいる。割とずるい。 聽到了兩位的說話聲我就去看了看狀況。看起來靈夢時不時地在做着瞬間移動(零時間移動),子彈也被誘導到偏離軌道的方向上去。這還真是比較狡猾。
 
  さて、この朱鷺は丸々としていて美味しそうである。こんな朱鷺は見たことがない。そういえば魔理沙が気になることを言っていたな……。   不管了,這朱䴉肥得圓乎乎的看來會很好吃。我還真沒見過這樣的朱䴉。說起來魔理沙的話還真讓我有點介意啊……
「お待たせ~、さくっと決着を付けてきたわ。」 「久等啦—,我們作出決斷回來啦。」
「ああ、いつでも待たされているよ。鍋はもう作っておいた、予定通り赤味噌だ。」 「啊啊,你們也老是讓我等着。火鍋已經做好了,按預定用的是紅醬汁。」
「むー、鍋がもうできてるじゃないか。香霖、もし私が勝っていたらどうするつもりだったんだよ。」 「嗚—,你瞧連火鍋都做好了。香霖,要是我贏了你可怎麼辦呀?」
「朱鷺を一番美味い調理法で食べさせていたさ。」 「那我就用最好吃的做法做給你吃嘍。」
 
  博麗神社は幻想郷の外れにある。外れといっても場所的にというだけではない。外の世界と幻想郷の境目にあるのだ。そのため、博麗神社は完全な「幻想の場所」ではない。魔理沙は朱鷺を「神社で捕まえた」と言っていた。もしかしたらこの朱鷺も外の世界のものかもしれない。まだ朱鷺も幻想の鳥ではなさそうで、僕は少し安心した。   博麗神社有一部分脫離着幻想鄉,說脫離也不光是地點上的問題,它所在的是外面的世界與幻想鄉的結界上。也因此,博麗神社並非是完全的「幻想的地方」。魔理沙說是「在神社捉到的」朱䴉,也許它是外面世界的東西也說不定。看來朱䴉還不是幻想的鳥,我也少許地安下了心來。
第三話につづく 第三話待續

註解[編輯]

  1. 這裏其實是個同音詞的文字遊戲,看來也許是故意這麼寫的。魔理沙說「收拾(捌く)」一下朱䴉,可靈夢卻給聽成了要「做個決斷(裁く)」,兩個詞都念「さばく」。
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