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东方香霖堂/第24话

来自东方维基
< 东方香霖堂
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第183-190页
< 第23话   东方香霖堂   第25话 >
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博麗神社に妖怪が増え始め、困った霊夢が霖之助に相談するのが今回のお話。霊夢と魔理沙の信仰心の薄さに驚きつつも、霖之助は神様と信仰の意外な関係について語り始めるのだが……。
神社の御利益 神社的恩惠
  山には山の神、河には河の神。この地の全ての物や場所に神様は宿っている。手元にあるこの本も、拾い物の半導体も例外ではない。   山中有山神、河里有河神。此地所有的物品以及场所都寄附有神明。手边的这本书、拾到的半导体也不例外。
  だが、神様の中には神社に祀られる特別な神様もいる。この神様とその他の神様は何が違うのだろうか? 実はそこに大きな差はない。ただ単にその神様が人気があるか無いかだけである。   然而,在神明中也有被祭祀在神社中的特别的神明。这种神明跟其他神明有什么区别呢?其实并没有大的差别。仅在于那个神明是否受欢迎而已。
  人間にとって御利益がある神様は人気がある。祀らないと祟られる神様もいるが、そういった祟り神も祀る事で祟りを避けられるから、人気があると言えば人気がある。   对人类来说,能够施以恩惠的神明就有人望。也有不祭祀就会作祟的神明,不过这种神明可以通过祭祀来躲过不幸,所以要说有人望也的确是有人望。
  そういう神様にだけ神社が存在する。神社の存在は人気の有無という全て人間の都合で決まっている訳だが、神様にとっても全く無意味ではない。   说来神社只为神明而存在。虽然神社的有无全都取决于人望这种人类的方便,但对神明而言一点意义也没有。
  というのも、神様の力量は人間の信仰心の量で決まるのである。例えばお稲荷さんや天神様の様に人間にとって大人気の神様は、神社を数多く造る事で、元の倉稲魂命や菅原道真であった存在より遙かに強大な力を持つ事に成功している。   不过呢,神明的力量是取决于人类信仰心的多少的。比如说,稻荷大人和天神大人那样的具有很高人望的神明,通过拥有很多神社,从而成功获得了比原本的仓稻魂命和菅原道真要远远强大的力量。
  反対にどんどん人々が信仰しなくなってしまうとどうなるのかと言うと……神様は力を失い、そしてその神様の事を憶えている人がいなくなった時に消えてしまったのと同然になってしまう。神様は信仰を集める事に努力しないと、存在すら危ぶまれてしまうのだ。   反过来如果说渐渐失去了人们的信仰会怎样的话……神明会失去力量,待没有人记得那个神明时,就等同于消失了。神明如果不努力收集信仰的话,就连存在都会受到危及呢。
 
「――何で、うちの神社に妖怪が多過ぎるんだろう」 “——为什么,我家的神社妖怪会这么多呢”
「だから、人間の参拝者を増やさないと、神様は妖怪を追い払うだけの力を身に付けられないんじゃないか」 “所以说,如果不增加人类的参拜客的话,神明就没有足够的力量以驱逐妖怪吧”
「でも、妖怪が居たら人間が寄り付かないじゃない。それじゃあどうしようもない」 “但是有妖怪在的话人类就不会靠近呀。这么一来怎样都没办法了”
「確かに、目に見えて判る悪循環だね」 “的确,如此明显的恶循环啊”
  巫女である霊夢が、仕事もしないでうちに遊びに来ている事も問題の一つだと思う。それでも昔は参拝客は今ほど少なくなかったし、妖怪も近寄らなかった。今のようになってしまったのは、現役の巫女である霊夢の責任であると言わざるを得ない。   虽说我觉得作为巫女的灵梦,抛开工作来这里玩也是一个问题。说来从前参拜客并不像现在这么少,妖怪也不会靠近。结果变成今天这个样子,不得不说是现役巫女的灵梦的责任。
  彼女も気にしているのか、今回は信仰を取り戻す為の相談にうちに来たのだと言う。
「まあ、信仰が減っても妖怪退治をしている事には変わりないから、うちの神社としては良いのかも知れないけど」 “不过,虽然信仰减少了但同样是在消灭妖怪,对于我家神社来说也许是好事呢”
「霊夢、それは違う。信仰が失われる事は神社としては致命的な事だよ」 “灵梦,这可不对。失去信仰对神社而言可是致命的呀”
「そうねぇ、お賽銭が入らないもんねぇ」 “说的也是,因为不会有香钱呢”
「いやいやそんな単純な理由じゃない。信仰が失われると言う事は、神様の力を失うと言う事だ。これでは別の悪霊が神社を乗っ取ってしまっても抵抗する事が難しくなってしまうよ」 “不不不是这么单纯的理由。信仰失去了,就意味着神明失去力量。这么一来如果神社被别的什么恶灵占据了也难以抵抗啊”
「うーん、と言ってもねぇ……。どうしたらいいのかなぁ」 “嗯——话虽如此…… 究竟怎么办才好呢”
「神社から妖怪を追い出したいのなら、例えば、最終手段としてこういう方法がある」 “想要从神社驱逐妖怪的话,作为最终手段倒有这么个办法”
「って、いきなり最終手段しか無いのかしら。まあ良いけど、どういう方法?」 “怎、怎么突然就只有最终手段了吗。倒也无所谓,是什么办法呢?”
「それは新しい神様に頼るという方法だ。今の神様は諦めて、人気の神様に神社に来て頂いて信仰心をあやかるんだよ。博麗神社の神様は殆ど名も知られていない神様だし、ご利益もよく分からない。これでは参拝者も来なくなるし、信仰心は失われても仕方がないだろう」 “那就是依赖于新的神明这种办法。放弃现在的神明,请有人望的神明来到神社以得其信仰心呀。博丽神社的神明几乎不为人所知,又不清楚其恩惠。这样的话没有参拜客,并失去信仰心也是没有办法啊”
「神社に祀られている神様を変えるって? そんな事して良いの?」 “要改变祭祀于神社的神明?可以做这种事吗?”
「それに関しては何も問題はない。日本の神様は分霊と言って、神霊を無限に分けても力は変わらない性質を持っているんだ。その神様の力を、そっくりそのまま神社に持って来る事が出来る。分霊を頂く事を勧請と言うが、これは外の世界では日常的に行われている事だよ」 “关于这点一点问题都没有。日本的神明具有被称作分祀的,把神灵无限划分力量也不会改变这种性质。可以把任一神明的力量,完整地带到神社里来。分祀又称为请佛,这在外面的世界可算是很日常化的事情”
「へぇ、新しい神様ね。それはそれで気分転換にもなるし面白いかも知れないわ。お酒の神様とか勧請すれば、御利益も判りやすいし信仰心も集まるかもね」 “嗯,新的神明呐。真要这样的话就像转换一下心情似的或许蛮有趣呢。如果请来酒神什么的,其恩惠又很明确,很容易收集信仰心呢”
「お酒の神様なら、浅間さま、すなわち木花咲耶姫命を勧請するとかもいいね。この神様は、通常は山の神様だが酒の神様でもある。非常に美しい女神と言う事もあってとても人気の高い神様だよ。神社の名前は判りやすく、博麗浅間神社に変えるとか」 “如果是酒神的话,请来浅间大人,也就是木花咲耶姬命应该很不错呢。这位神明,通常被奉为山神不过其实也算是酒神。据说是非常美丽的女性所以是人望很高的神明。神社名就易懂点地,起为博丽浅间神社啥的”
「うーん。名前を変えるのは何となく気が進まないわね……」 “嗯—— 改变名字总觉得不大好呢……”
「祀られている神様が変わっても、人間がそれを知らなければ全く意味がない。だから、普通は名前も合わせて変えるもんさ」 “祭奉的神明变了,但人类如果不知道的话就完全没有意义。所以说,一般来讲名字也要随着一起变”
 
  ――カランカラン   ——哐啷哐啷
「おう。梅雨だっていうのに今日は雨が降っていないな。せっかく晴れているから雨乞いでもするか」 “哟。明明是梅雨今天却没下雨。难得天晴,我们就来祈雨怎么样”
「相変わらず意味が分からないよ、魔理沙」 “照旧不明白你是什么意思啊,魔理沙”
「雨が降っていないのに何の話をしてるんだい?」 “雨都没有下你们还在谈什么呢”
「神社の大切な相談をしていたところさ」 “正在商量神社的大事呢”
「神社の相談? 霊夢、あの妖怪神社に何かあったのか?」 “商量神社?灵梦,那个妖怪神社怎么了吗?”
  その妖怪神社と呼ばれている事に問題があるのだが。   被叫做妖怪神社就是问题啊。
「やっぱり参拝客が少な過ぎてねぇ。お賽銭も狸の入れた葉っぱばっかりだし……」 “参拜客还是太少了呐。香钱也净是狸猫扔进去的树叶而已……”
「なんだそんな事か。大丈夫だぜ、その葉っぱの大半は狸じゃなくて私が入れた物だ」 “原来就这事啊。放心吧,那些叶子大部分不是狸猫而是我丢进去的哦”
「何が大丈夫なものか、霊夢が言っている事の問題は、狸に誑かされている事なんかじゃない。参拝客が居ないという事は、信仰心を失っているという事だ」 “放什么心,灵梦所说的问题不是被狸猫欺骗这种事。没有参拜客也就意味着失去了信仰心呀”
「別に神様なんか頼らなくても妖怪は倒せるぜ……って事は、神社って何の為にあるんだろうな」 “反正不依赖神明也能打倒妖怪呀……这么说来,神社的存在意义究竟是什么呢”
  信仰心が足りないと神様や神社はどうなってしまうのかと言う事を、面倒だったがもう一度魔理沙にも説明した。   虽然嫌麻烦,但我还是将如果信仰心不足的话神明与神社会怎样跟魔理沙说明了一下。
「なるほど。確かに神社が別の変な妖怪に乗っ取られてしまったら面倒だな。でも参拝客を増やしたかったら、簡単な方法があるぜ」 “原来如此。如果神社被奇怪的妖怪占领了的话确很麻烦呢。不过要是想增加参拜客,可有很简单的办法哦”
「何かしら?」 “是什么呢?”
「大きなお祭りをやれよ、博麗神社例大祭とか。そうすれば祭り好きな人間が集まってくるだろう? 足りなかったら毎週お祭りをすればいい。博麗神社に足りないのは人を惹き付ける魅力だよ。毎日宴会してばかりじゃ、わざわざ人間が参拝に来る筈が無いだろう?」 “举办大型庙会呀,比如博丽神社例大祭什么的。这样一来喜欢庙会的人不就聚集过来了吗?还嫌不够的话就每周举行一次好了。博丽神社所欠缺的是能够吸引人注意的魅力呀。只是每天自己举行宴会,人类哪里会特地跑来参拜呢?”
  魔理沙の言う事も一理ある。人間は自分に都合の良い神様しか参拝しない。人間の生活が豊かになればなるほど、神社は不要な物となっていくだろう。だとしたら、お祭りの様な人間向けのイベントも必要かもしれない。   魔理沙说的也有一番道理。人类只会参拜对自己有好处的神明。人类的生活变得愈来愈富裕,神社也就变得不再被需要了。这样的话,开展面向人类的庙会这类活动或许确实是必要的。
「うちで例大祭をやっても、どうせ妖怪ばっかが集まるわよ。妖怪が居たら人間も集まらないでしょ?」 “在我家搞例大祭什么的,估计来的也就只有妖怪吧。有妖怪在的话人类不也聚不过来吗?”
「まぁな、お祭り騒ぎが大好きな妖怪ばっかだからなぁ」 “倒也是,都是些喜欢庙会嘈杂热闹的一帮妖怪呢”
「まあそう言う事で、今は神様を勧請するとか考えていたのよ」 “总之,现在就是在考虑要不要请神啊”
「はあ? かんじょう? 何だそれは」 “哈?请神?那是什么呀”
  魔理沙に、勧請とは祀ってある神様を変えると言う事を説明した。   我跟魔理沙说明了请神也就是换一个祭祀的神明的意思。
「それで勧請したら、今現在神社に居る神様はどうなるんだ?」 “那如果请神了,现在在神社的神明要怎么办呀”
「最初は一緒に祀られたままになるわ」 “一开始的话会一起祭祀呢”
「最初は、ってどういう意味だよ」 “一开始,是什么意思”
「忘れられてしまえば、自然と消えてしまうって事よ」 “待被忘记后,就自然地消失了”
「何だって? 消えてしまうって!?」 “什么?你说会消失掉!?”
 
  ――さっきまで夏の様子を見せていた窓の外が若干暗くなった。まだ夕方までは時間があるので、きっと雨が来るのだろう。梅雨の本領発揮という所か。   ——刚刚还是夏季模样的窗外稍稍变暗了。离傍晚还有一段时间所以一定是要下雨了。梅雨总算是该发威了。
「神社の神様が消えてしまうだって? そ、それはちょっと……霊夢はそれでも良いのか?」 “神社的神明会消失?这、这可有点……灵梦觉得无所谓吗?”
「それをやらないと神社自体が消えてしまうかもしれないのなら、吝かでもないかなと」 “如果不那样做的话神社本身也许就会消失了,跟这点比起来,我想也就不成问题了”
「ところで、博麗神社の神様ってなんだっけ? 悪霊……は違うよな」 “话说呀,博丽神社的神明究竟是啥来着?应该不是……恶灵吧”
「余り記録が残っていないのよね。昔に悪霊に取り憑かれた事はあったけど……」 “没留有多少记录呢。虽然从前确实曾被恶灵给附过……”
  神社の巫女ですら知らない神様なんて、信仰心が失われて当然である。   连神社的巫女都不知道的神明,失去信仰简直是必然的。
  ただそれも仕方がない。幻想郷では神様は自然の中に普通に存在していた。その為、神社の様な特別な場所は余り必要ではなく、神様にお願いしたければ何処でも良かったのだ。   不过也没有办法。在幻想乡,神明都普通地存在于自然界中。因此,像神社这样特殊的地方并不是很需要,想要向神明祈愿的话随便在哪里都可以。
  幻想郷には神社は、博麗神社の一つしかないと言われている。つまり神社はユニークな存在であり、博麗神社の事をただ単に神社と呼ぶ事が多い。神社同士を比較する事も無いが故に、神社で神様を祀っている事すら忘れがちである。   在幻想乡,据说神社只有博丽神社一个而已。也就是说神社是独一无二的,所以往往将博丽神社简单地称作神社。因为没有神社之间的对比,结果连在神社要祭祀神明这种事都快被遗忘了。
  案の定、幻想郷の人間は神社の存在価値を見いだせなくなっていた。   自然地,幻想乡的人类都看不出神社的存在价值。
「まぁ二人とも、神社の今後の判断は霊夢に任せるしかないよ。ただ一つ言える事は、博麗神社は幻想郷の境界という重大な役割も持っている。神様が誰であれ、それだけは変わらないんだ」 “总之你们两个,神社今后要怎么办只好交给灵梦来判断了。只有一点要强调的是,博丽神社肩负着幻想乡的境界这个重大的职务。不论神明是谁,只有这一点是不会改变的”
「でも、神社の御利益がよく分からないのは大問題よね」 “不过,不太明白神社的恩惠可是个大问题呀”
「というか、御利益なんかあるのか? お賽銭入れても何も変わった気がしないぜ」 “或者说,有恩惠什么的吗?投香钱进去也没什么变化呀”
「そりゃ葉っぱ入れても御利益はないわよ。うちにも何か御利益のある神様も祀った方が良いのかしら。やっぱりお酒の神様と言う事で木花咲耶姫命かな」 “投树叶进去当然没有恩惠了。看来还是祭祀些有恩惠的神明比较好吗。那就酒神的木花咲耶姬命比较好吧”
  お酒の御利益があってもお酒を造る人しか喜ばない。お酒を造っている人なんて少ないと思うのだが。   虽说对酒有恩惠但只有造酒的人高兴而已。我想造酒的人毕竟是少数吧。
「ところで素朴な疑問だけど、神様は何で祀ると御利益があるの? 神様もその辺の妖怪も余り差は無いでしょ?」 “话说我有一个朴素的疑问,为什么祭祀神明就会有恩惠呢?神明跟那些路边的妖怪不也没有什么大的差别吗?”
 
  ――店全体が暗くなった。本格的に雨が降り始めたようだ。魔理沙は窓の外の天気が気になるのか落ち着かない様子だったが、霊夢は純粋に疑問に思っているようである。   ——店内整个暗了下来,看来已经开始下雨了。魔理沙好像很在意外面的天气,显得不怎么安分,而灵梦似乎在纯粹地思考自己的疑问。
「君は巫女なのに不勉強すぎるね、修行も嫌いだと言って余りやらないし。お酒ばっか呑んでいないで少しは勉強も修行もしないと神社の危機は免れないよ」 “你作为巫女也太不注意学习了,修行也因为讨厌什么的不怎么去做。如果你净喝酒而不稍微学习或修行点的话神社的危机可就没法避免了”
「だからこうやって勉強してるんでしょ?」 “所以我这不是在学习吗?”
「まあいい。この際だから教えてあげるよ、神霊を祀ると何故御利益があるのかを」 “算了算了。这种情况下就告诉你好了,关于为什么祭祀神灵就会有恩惠”
「はいはい」 “好呀好呀”
「全ての物には神霊は宿ると言うが、厳密に言うとその言い方は間違いである。全ての物に宿るのではなく、名前が付けられる前の物体が神霊である。名前の無い物体が神霊その物で、それに名前を付ける事で神霊の力の一部を借りる事になるんだよ」 “所有的物体都寄附有神灵,其实严格来讲这种说法是错误的。并不是寄附在所有的物体中,而是起名前的物体就是神灵。没有名字的物品是神灵本身,通过给其起名字而借得神灵力量的一部分”
「そう言えば、そんな様な話を前に聞いたような気がするわ」 “说来,好像以前也听过类似的事呢”
「前に言ったかもね、確か骨の石の時だったかな? まあそれは良いとして、神霊は妖怪とは違って常に二つの性格を持っているんだ」 “或许之前也说过,记得是说骨头的那次吧?嗯先不管那个,神灵跟妖怪不同,总是拥有两种性格”
「妖怪は大体単純なのが多いし、一つしか性格を持っていないから二倍も違うわね」 “妖怪一般来讲单纯的比较多,再加上只能拥有一种性格,跟神灵要差上两倍呢”
「その二つの性格はそれぞれ、和と荒と呼ばれていて、このうち和が人間に対して優しい性格だ。これが通常、御利益と呼ばれる物」 “这两种性格,分别被称为和与荒,其中和是对人类善良的性格。这个便是通常被称作恩惠的东西”
「ええ? 性格が御利益?」 “哎哎?性格是恩惠?”
「神霊は全ての物の元だって言っただろう? 神霊の性格は物の性格なんだ。だから神霊の感情と力がそのまま物質に現れる。お酒の神様が力を持てば、自然とお酒も良いお酒になるって事さ。ちなみに、和にはさらに二つに分かれて、幸と奇と言う性格に分かれる。幸は人の心をみたし、奇は知識を授ける。これをまたまたお酒の神様に例えて言うと、幸はお酒の味や香りを良くし、奇は新しいお酒の技術を授けてくれるって訳さ」 “不是说了神灵是所有物体的本源吗?神灵的性格就是物体的性格。所以神灵的感情与力量就原原本本地表现在物质上。打个比方,只要有了酒神的力量,酒自然就变成好酒了。并且,和再分为两种,分别是幸与奇。幸使人类的心灵得到满足,而奇则授予人类知识。再用酒神的例子打比方的话,幸优化酒水的味道与香气,奇则授予新酒的酿造技术”
「和、幸、奇……どれも良いことずくめね。これは本格的に木花咲耶姫命を勧請しようかな」 “和、幸、奇……哪样都净带来好处呢。要不要真格地请来木花咲耶姬命呢”
「ま、木花咲耶姫命以外の神様も、それぞれ御利益と言える性格を持っているさ。だが忘れてはいけないよ、神霊には和とは別のもう一つの性格がある。それが荒だ」 “总之呢,除了木花咲耶姬命以外的神明们,也都拥有可当作恩惠的性格哦。但你可别忘了,神灵还有和以外的另一性格。那就是荒”
「あらあら」 “唉呀呀”
「荒は神霊の怒りであり、祟りとなって現れる部分だ。お酒の神様で言うと荒の性格がもたらす作用とは、お酒が不味くなるどころか、毒に変化したり同じ場所で二度とお酒を作ることが出来ないような事態になりかねない」 “荒是神灵的怒火,表现为作祟的部分。从酒神来看荒的性格所能带来的作用,岂止使酒水变得难喝,甚至会使其毒化或造成永远也不能在同一处酿造酒水的事态哦”
「それは嫌ねぇ。神様は怒らしてはいけないって事なのね。で、神様には必ず和と荒の二つの性格が存在するの?」 “这样可不好呢。也就是说不能惹神明生气呀。那么,神明一定存在和与荒这两种性格咯?”
「程度の差はあれ存在するよ」 “倾向或许不同但一定存在”
「穏やかな性格だけの神様は居ないのかなぁ」 “就没有只有温和的性格的神明吗”
「神霊、つまり幻想郷に存在する全ての物には、良い面と悪い面の二つの面があると言う事さ。でも、荒の性格が悪い物と言う訳ではない」 “换句话说,神灵,即存在于幻想乡的所有物体都有好的一面与坏的一面啊。不过,并不是说荒的性格就是坏的”
「お酒が不味くなるのなら悪い物でしょう?」 “酒水都变得难喝了难道还不是坏事吗”
「とんでもない。荒の性格こそが神霊の本当の力さ。この荒を祀る事で、悪い面から人間を守る事に繋がるんだ。つまり、お酒造りを邪魔する外敵からお酒を守ってくれるのさ。結論を言うと御利益というのは、荒の性格を鎮め、和の性格に感謝する事で神様の力を増す事を言うのさ」 “当然不是。其实荒的性格才是神明真正的力量呀。通过祭祀荒,便是从坏的一面中保护了人类啊。也就是说,可以保护酒水免遭想要妨碍酿酒的外敌的侵袭。从结论来讲,恩惠这种东西,就是指通过平息荒的性格,并感谢和的性格从而增强神明的力量”
「ふーん。よくみんな神頼みって言うから神さまが一人一人の願い事を叶えて廻るのかと思ったけど……そうじゃなかったのね。本当は、神様の力が増す事自体が御利益に繋がっていたと言う訳かぁ」 “这样呐。大家平常总是说求神保佑所以我还以为神明要一个个地转着解决呢……原来不是这样。真相是,神明的力量得到增强本身就跟恩惠是联系在一起的呀”
「神様を喜ばせれば、人間にとっても御利益がある。退治をすると人間が喜ぶ妖怪と違う部分はそこさ」 “神明高兴,人类也得到恩惠。跟被惩治而使得人类高兴的妖怪的差别就在于此”
「それは……神社にとって気楽で良いわね」 “这样……对于神社来说是件轻松的好事呢”
 
  昼間とは打って変わって窓の外は暗くなっていた。梅雨らしく雨が降っていたので、霊夢も魔理沙もうちで夕食を食べる事になった。   跟午间不同,窗外变得很暗。符合梅雨这节气在下着雨,于是灵梦和魔理沙便都留在我家吃晚饭了。
  そんなつもりはなかったのだが、昼間にお酒の話ばかりしてしまったので今日は様々なお酒を呑む事にした。   本来没有打算的,不过午间净说了些酒水的事,结果决定喝各种各样的酒了。
「う~ん。このお酒も浅間さまの御利益なのねぇ」 “唔~ 这种酒也是浅间大人的恩惠呢”
「って事は、このお酒も浅間さまの御利益だな!」 “这么说,这种酒也是浅间大人的恩惠啦!”
「二人とも飲みすぎだよ」 “你们两个都喝太多了”
「浅間さまにかんぱ~い」 “为浅间大人干杯~”
  神社が存在して人間の願い事を聞く事は、別に神社のお仕事でも何でもない。願い事を言って貰えるだけで信仰心が集まるので、神にとっても都合が良かっただけである。だから、人間は神社に行って少ないお賽銭で、自分勝手な事を神様にお願いしても構わない。神霊は気楽に幻想郷を楽しんでいるだけの、妖怪の一つなのだから。   神社会存在并听取人类的祈愿,根本就不是什么神明的工作。只是仅仅听取祈愿便会得到信仰心,所以对神明来说很方便而已。因此,人类只要去到神社并花少量香钱,请求点任性的事也无所谓。神灵只不过是轻松地享受于幻想乡中的,一类妖怪罢了。
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