無名の丘 |
無名之丘 |
危険度: 中 |
危險度: 中 |
遭遇する妖怪: 妖精、幽霊他 |
可能遭遇的妖怪: 妖精、幽靈等 |
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妖怪の山とは正反対の方向に低い山があるが、その中腹に大量の鈴蘭が咲く草原がある。何故か、人里から隠される様に存在する。 |
在妖怪之山的對面有座很矮的山,在中腹有片綻開着大量鈴蘭的草原。不知為什麼,這裏並不為人所知。 |
日当たりは余り良くない上に風通しが良く、気温は余り上がらない。 |
這裏日照並不強烈,而且通風,氣溫並不高。 |
何故、この鈴蘭畑が無名の丘と呼ばれる様になったのかと言うと、昔はここが間引きの現場だったからである(*26)。名も付けられなかった幼子が、鈴蘭の毒の中で眠る様に亡くなっていった。死体は妖怪に片付けられ、跡形もなく消えてしまう。 |
至於這片鈴蘭草原為什麼會被稱為無名之丘,那是因為以前這裏是丟棄之地(*26)。沒有名字的嬰兒被丟棄在有毒的鈴蘭叢中,沉睡着死去。屍體會被妖怪吃掉,消滅得一乾二淨。 |
しかし、ここに捨てられた子供が悪戯好きな妖怪に生きたまま連れ攫われ、妖怪として育てられる事もあったと言う。親も我が子が死ぬ姿を見たくなく、もしかしたら妖怪となってでも生きているかも知れない、と思いたくてここに捨てたという悲しい話である。 |
也有傳言說這裏的嬰兒會被喜歡惡作劇的妖怪帶走養大。身為父母不想見到自己的孩子死掉的情景,心想若丟在這裏,說不定能變成妖怪而活下去。真是悲傷的故事。 |
そんな暗い過去もあってか、今はここに近寄る人間は殆ど居ない。いつの間にか妖怪も近寄らなくなり、今は幻想郷から忘れ去られた場所、文字通り『無名』の丘となっている(*27)。 |
因為有着這麼黑暗的過去,現在幾乎沒有人類接近這地方。後來妖怪也不來了,現在此地成了被幻想鄉遺忘之地,是為「無名」(*27)。 |
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(*26)幻想郷が外と自由に行き来できた頃の話である。勿論、今は間引きは行われていない。 |
(*26)那時幻想鄉能自由進出。當然現在已沒了此種現象。 |
(*27)うまいこと言った。 |
(*27)很貼切。 |