神の末裔の亡霊 |
神之末裔的亡靈 |
蘇我 屠自古 Soga no Toziko |
蘇我屠自古 Soga no Toziko |
能力 雷を起こす程度の能力 |
能力 發動雷電的能力 |
危険度 極高 |
危險度 極高 |
人間友好度 低 |
人類友好度 低 |
主な活動場所 不明 |
主要活動場所 不明 |
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古代人の亡霊である。人間に対する怨みを持っており、性質はいわゆる怨霊である。 |
古代人的亡靈。對人類抱持怨恨,性質就是所謂的怨靈。 |
物部布都と共に豊聡耳神子に仕える従者であるが、神子と同じく尸解仙になった布都とは異なり、何故亡霊のままなのかというと、どうやら布都に嵌められたようだ。 |
雖說是跟物部布都一同侍奉豐聰耳神子的侍從,卻與同神子一樣成為了屍解仙的布都相去甚遠,要談到何解一直是亡靈姿態的話,似乎是因為上了布都當的樣子吧。 |
元々、布都と屠自古は仏教を巡る争いで敵同士だった。その争いは、結果的に屠自古の方に軍配が上がったのだが、布都の呼びかけにより陰で協力するようになる。その内容は「今の所は仏教に支配させて良いが、神子が後の権力者として復活した時に、二人で参謀として復活しよう」という物だった。 |
原本,布都和屠自古是圍繞於佛教戰爭中的冤家對頭。在那戰爭中,從結果來看屠自古那方雖然優勝,她卻因為布都的號召轉而在暗中幫助她。其內容是「如今這地方就由佛教去支配好了,等到神子作為將來的當權者復活後,就讓我們兩人作為參謀一同復活吧」這樣的事情。 |
彼女が苟且の体に使った物体(*1)は壺だった。その物体は長期に亘り朽ち果てない物が望ましかったのだが、布都は焼かれていない壺とすり替えたのだ。屠自古の魂が宿った後、壺はあっさりと溶け崩れてしまった。それにより彼女は肉体を持てず、亡霊となってしまったのだ。 |
她用壺來寄託自己殘破的身體(*1)。這物品原本期望是能夠長時間也不會腐朽的東西,然而布都卻把它掉包成了一個未經燒制的壺。結果在屠自古的靈魂寄宿上去後,壺就直接溶化崩壞掉。就因為這樣她失去了肉體,變成了亡靈了。 |
何故布都はそんな行動を取ったのかというと、やはり過去の争いで一族を滅亡させられた怨みを持っていたのだろう。亡霊になってすぐに騙された事に気が付いた様だが、実は肉体を持たない事が非常に快適であるという事にも気付き、今は亡霊である事を甘受している様である。 |
至於說為什麼布都會採取這樣的行動,估計是因為對過去的戰爭中自己的一族被殲滅的事抱有怨恨吧。儘管變成亡靈之際馬上意識到自己被騙,卻也發現自己對沒有了身體這件事感到非常的舒快,所以也對現在變成了亡靈的事認命的樣子。 |
性格はガラが悪く、情に脆い。怒りっぽい面もある。怒ると文字通り雷が落ちるので、大変危険。 |
為人粗野豪爽,容易心軟。也有易生氣的一面。生氣時就如字面所言會降下雷電,非常的危險。 |
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能力 |
能力 |
雷を落とすというのは、実は怨霊にありがちな能力である。怨霊とは怒りの塊でもあるのだが、激怒される事を「雷が落ちる」と言う様に怒りと雷には密着[1]な関係がある。 |
所謂降雷,其實也是怨靈認真起來本身就持有的能力。儘管怨靈本身可以說是憤怒的集合體,不過就像被激怒會引發「落雷[2]」那樣,憤怒和雷有著密切的關係。 |
小さな怨霊は、精々ゴロゴロと音を鳴らす程度だが、怨みのレベルが上がるとバリバリと音を鳴らしたり、大怨霊になれば実際に雷を落とせる様になる。 |
小怨靈會儘可能發出咯喇咯喇程度的聲音,當怨恨的等級上升時就會發出嗶哩嗶哩的聲音,而大怨靈實際上是可以降雷的樣子。 |
彼女は自分の周りに雷を落とせるくらい、そこそこ格の高い怨霊の様だ。 |
她能做到對自己的周圍都降下雷電的程度,可算得上是級數很高的怨靈那樣。 |
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対処法 |
對應方法 |
怨霊は人間にも妖怪にも危険な存在である。 |
怨靈對人類也好還是妖怪也好都是危險的存在。 |
対処法は近づかない事に尽きる。出会った場合は怒らせないようにしよう。 |
對應方法就是儘量別靠近她。碰到時也千萬不能激怒她。 |
幸い彼女の怨みはほぼ消えて、ただの雷が落とせる亡霊へと変化しつつある。刺激しない様に注意すれば問題は少ないだろう。 |
所幸的是她的怨恨都差不多消散了,漸漸變化成只會降雷的亡靈而已。注意別去刺激她大概就不會有什麼問題。 |
ちなみに馬鹿と雷は高い処が好き[3](*2)、という様に雷は高い処に落ちる。もし怒らせたのなら姿勢は低くしよう。 |
順便一說,笨蛋和雷都喜歡高的地方(*2)、所以說雷就是常落在高處的。萬一真的激怒了她的話那就彎低身子好了。 |
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(*1)詳細は布都の「尸解仙」の項目を参照。 |
(*1)詳細請參照布都的「屍解仙」這一項。 |
(*2)出る杭は打たれる[4]、も同じ。 |
(*2)就跟露在外面的椿子會被敲,樹大招風的道理一樣。 |