東方求聞口授/第六部
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第六部 |
第六部 | |
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いつから居たんだ? |
什麼時候在的? |
靈夢 |
最初から居たわよ! ここの所世間を騒がせたトップの奴らが一同に集うって、みんな警戒しているわ! あんた達の対談の事を知らない妖怪はいないわよ! |
一開始就在啊!最近給世間帶來騷亂的頂級人物齊聚一堂,大家都在警戒啊!你們這次會談在妖怪間無人不知無人不曉啊! |
神奈子 |
別に悪巧みとかじゃないわよ! |
我們又不是在謀算什麼。 |
あの……私が呼びました。説明しますと、最近新しい妖怪達が増えましたので、幻想郷縁起に載せる為に皆さんの話を聞こうと思いまして |
那啥……是我請來的。說明一下好了,最近新增的妖怪變多了,為了記載在幻想鄉緣起上而叫來了大家準備交談一下 | |
靈夢 |
さっきから妖怪を正当化している話ばっかで頭に来たから、家に帰ってみんなの所行が載っている新聞を集めてきたわ! |
從剛才開始全是把妖怪正當化的話題氣死我了,剛才回去了一趟把大夥那裡的新聞都收集來了。 |
(新聞を叩き付ける霊夢) |
(靈夢把報紙砸下來) | |
靈夢 |
これを見ても妖怪が被害者面して居られるの? 妖怪退治こそが正義だと思うはずだわ! |
看了這些還好意思說妖怪是被害者嗎?我覺得妖怪退治才是正義才對啊! |
(一同、覗き込む) |
(一起偷偷看) | |
第156頁 文文新聞-幽谷響子&米斯蒂婭·蘿蕾拉 | ||
第157頁 文文新聞-火焰貓燐&宮古芳香 | ||
第158頁 花果子念報-封獸鵺 | ||
第159頁 文文新聞-琪斯美 | ||
第160頁 文文新聞-霍青娥 | ||
第161頁 花果子念報-鍵山雛 | ||
第162頁 文文新聞-多多良小傘 | ||
—— |
……いつも通り酷いな。 |
……和平時一樣過分呢。 |
靈夢 |
でしょ? 天狗が書いた新聞だからこれでもまだ |
對吧?畢竟是天狗寫的新聞,這應該是貨真價實的! |
白蓮 |
う、うん、まあ。 |
唔,嗯,嘛。 |
神奈子 |
うむ。 |
唔嗯。 |
靈夢 |
とにかく、人間は迷惑しているの! 妖怪達の所為で! 私はその被害から…… |
總之人類很困擾!因為妖怪的行為!我要從被害的那邊…… |
—— |
まあ、落ち着け。ここではー、その、新しい勢力を集めてだなぁ。これから妖怪退治はどうするべきなのかを考える場であって……。 |
嘛,冷靜點,在這裡——,那啥,新勢力齊聚一堂。是用來商談今後怎樣退治妖怪的場合…… |
靈夢 |
これからの妖怪退治? |
今後怎樣退治妖怪? |
白蓮 |
ええ、争いを望まない妖怪も居ますし。色々、話し合いの場も必要かと思いますが。 |
嗯,也有不希望產生爭鬥的妖怪。有關這個也有不少話題需要交流。 |
神奈子 |
そうそう。何も貴方みたいに問答無用で戦うばかりが脳[2]では無いと。 |
沒錯沒錯。總不能像你那樣二話不說地就上去戰鬥,太無腦了。 |
神子 |
妖怪も有効利用できますしね。 |
還能有效利用妖怪。 |
靈夢 |
ふーん。で? |
嗯~。那? |
白蓮 |
これからの妖怪退治は「妖怪を退治する」のでは無く、「妖怪の起こした罪を断罪する」のが良いのではないでしょうか? |
今後的退治妖怪不再是「退治妖怪」,而是「斷罪妖怪引起的罪孽」,這樣不是很好嗎? |
靈夢 |
法律作って、守らなかった奴を裁くっていうの? |
你是說製作個法律,不守護的傢伙的就裁決? |
白蓮 |
例えばです。 |
只是打個比方。 |
神子 |
え? 幻想郷って法律無いんです? |
誒?幻想鄉沒有法律嗎? |
神奈子 |
どうやらその様ね。人間の里や天狗の仲間内になら簡単な規則はあるみたいだけど。 |
看起來的確是那樣。人類村落和天狗之間倒是有簡單的規則。 |
靈夢 |
馬鹿じゃ無いの? そんなの誰が守るって言うのよ。誰が作ったって自分の利益になるように作るだけだし、破ったってどうせ力押しでお咎め無しよ。 |
是白痴吧?那種玩意誰會遵守啊。不管誰來做都只會對做出對自己有利的,就算不遵守最後也是會來硬的誰管你。 |
白蓮 |
では、霊夢さんはどういう方法が良いと思いますか? |
那麼靈夢覺得什麼辦法好呢? |
靈夢 |
妖怪退治の話? そんなもん、妖怪ってだけで退治すれば良いのよ。それ以外無い! |
妖怪退治嗎?那種事情只要把妖怪退治掉就完事了吧。僅此而已! |
白蓮 |
それでは善良な妖怪が……。 |
那樣的話善良的妖怪會…… |
靈夢 |
私が何の為にこれ(新聞)を持ってきたと思ってるのよ。こいつ等あちこちで騒ぎを起こして迷惑しているの。これはほんの一例よ。それに本人は悪いと思っていないんだから質が悪いわ。善良だ、なんて言ったって他の人間から見たら悪かも知れないでしょ? とにかく、あんた達がつるんで何か話しているってだけで、人間や他の妖怪達が警戒しているわ。 |
你以為我是為什麼才拿來這個(報紙)的。這些傢伙在到處搗亂添麻煩。這還只是一個例子。而且它們根本不覺得自己有錯這點更是惡劣啊。就算覺得是善在別人看來說不定也是惡啊。不管怎樣,你們只是在扎堆談話而已,可是人類和其他妖怪可是在警戒了啊。 |
神奈子 |
そうなの? |
是嗎? |
神子 |
確かに、さっきから盗み聞きしている気配がするね。 |
的確,從剛才開始就有種被偷聽的感覺。 |
靈夢 |
ここでの話を有意義な話に感じているのはあんた達だけ。実際には不穏な空気をまき散らしてるのよ。凄く迷惑なのよね。さっさと止めてくれる? |
只有你們幾個覺得在這裡對話是有意義的。實際上只是在擴散不安的氣氛而已啊,非常添麻煩啊。趕快停止! |
—— |
まあまあ。ここでは悪巧みとかしてないし、良いじゃないかこの位。 |
嘛,嘛。在這裡也沒謀算什麼陰謀詭計,沒什麼嘛這位大人。 |
靈夢 |
違うの! 里の人間が珍しく私を頼って「何か人間じゃ無い奴らが集結している」と依頼して来たの。このまま引き下がる訳には行かないわ。もし解散しないのなら今すぐ力ずくででも……。 |
才不是!村子裡的人罕見地來委託我說「有些不是人類的傢伙聚集在一起」。怎麼能就此退下。如果不現在就解散的話,那麼就用強的…… |
神奈子 |
はいはい、判りました。でもこのお酒を呑む間くらいは。 |
是是,知道了。不過總得讓我喝完這酒吧。 |
靈夢 |
待ちません。さっさと解散してくれないと誰も私に依頼してくれなくなるの! |
不等。如果不趕緊解散以後就沒人會委託我了! |
あ、すみませんでした。私が皆様をお招きしたのです。 |
啊,非常抱歉。是我邀請大家來的。 | |
靈夢 |
あんたは悪く無いわ。ちゃんと幻想郷縁起に纏めておいてね。でもこいつ等の話だけじゃあ、自分に都合の良いことばかりだろうから、私に聞いて。多分こいつ等の悪事に関して一番詳しいから。 |
你沒錯。好好把幻想鄉緣起整理好就行了。但是只聽這些傢伙說的話會變成全是對她們有利的事情,記得問我。我對這些傢伙做的壞事了解的最詳細。 |
はい。 |
是。 | |
(みんな不満そうに霊夢を見ている) |
(大家不滿地看着靈夢) | |
靈夢 |
何見てんのよ。さっさとお開きお開き! 幻想郷の平和は私が守るんだから! |
看什麼看。趕緊給我散場散場!幻想鄉的和平由我來守護! |
神奈子 |
はいはい。 |
是是。 |
白蓮 |
判りました。今はそういう事にしておきましょう。 |
明白了,現在就當成是這樣吧。 |
神子 |
幻想郷の平和、ね。 |
幻想鄉的和平,吶。 |
靈夢 |
何よ。 |
什麼啊。 |
神子 |
妖怪退治して最終的に人間だけの世界を望むのね。でも本当は貴方も暴力以外の平和を望んでいるのでしょ? |
退治掉妖怪最終的目標是只有人類的世界吧。但是其實你也想要暴力以外的和平吧? |
靈夢 |
ぐ。そ、そんな事は無いわ。 |
嗚。才、才沒有那種事呢。 |
神子 |
ふふ、貴方の心が手に取るように判る。今度、相談に乗ろうか? 幻想郷の平和を守る為の、そ・う・だ・ん。 |
呵呵,你的想法真是太容易看穿了。下次來談心吧?為了守護幻想鄉的和平,來~相~談~。 |
神奈子 |
私もその話乗るわ。 |
這事我不能錯過。 |
白蓮 |
え? え? じゃあ私も。 |
誒?誒?那我也來。 |
神子 |
あら、抜け駆けさせて貰えないのね。 |
哎呀,不讓我偷跑啊。 |
靈夢 |
と、とにかく今は解散しなさい! 私の怒りが爆発する前に! |
總、總之給我解散!在我的怒火爆發之前! |
(ここで渋々全員退散) |
(此時全員勉勉強強散場離去) |
註解
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