地獄の輪禍 |
地獄的輪禍 |
火焔猫 燐 Kaenbyou Rin |
火焰貓燐 Kaenbyou Rin |
能力 死体を持ち去る程度の能力 |
能力 帶走屍體的能力 |
危険度 低 |
危險度 低 |
人間友好度 高 |
人類友好度 高 |
主な活動場所 旧地獄 |
主要活動場所 舊地獄 |
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旧地獄に棲む嫌われ妖怪の一人、火車である。葬式になると現れて、死体を奪っていくという不吉な上に悲しみに追い打ちをかける嫌な妖怪だ。 |
棲息於舊地獄,是被厭惡的妖怪之一,被稱作火車。在葬禮中出現,做出奪走屍體這種不吉的行當,給悲傷中的人們火上澆油的討厭妖怪。 |
何処かで葬式があると尻尾が二つある黒猫の姿で登場し、その存在に気付かないといつの間にか死体が消えてしまう。 |
在舉行葬禮的地方,要是看到有兩隻尾巴的黑貓,稍不加警惕屍體就會消失掉了。 |
何の為に死体を持ち去っているのだろうか。彼女は死体を何処かに溜めている様子は無い。どうやら、猫が鼠を捕まえる行動の延長だと思われる。猫には動く物を追いかけてしまう習性があるが、火車には死者から抜け出る瞬間の魂を追いかける習性があるようだ。 |
她到底為什麼要帶走屍體呢。也沒見過她將屍體囤積在某處的跡象。說到底這應該是貓捉老鼠這種行為的延伸吧。貓有著追逐活物的習性,而火車則是有著追逐從死者身上一瞬脫出的靈魂的習性。 |
猫の中には長く生きて妖怪になる者も居る。そういう妖怪の殆どが偏った食事が原因だが、何を口にしたかによってなる妖怪が違う。人間を喰らうと普通の猫又になるが、火車は死体や幽霊を喰らった猫なのだろう。 |
在貓類當中也有著長生的妖怪。原因基本上就是飲食的偏差,根據攝食的種類,最後會成為不同種類的妖怪。吃人的話就會變成普通的貓又,火車應該是那種吃了屍體或者幽靈的貓演變而成的吧。 |
彼女の特徴は、死体や霊と会話が出来る事だ。霊は幽霊や怨霊など、口を持たない者でも大丈夫だ。死者の殆どが死ぬという事が理解できてなく、明日の予定など能天気な事を話すらしい。彼女はそれがお気に入りだそうだ。 |
她的特點就是,可以跟屍體與靈進行交流。靈就是幽靈跟怨靈之類的,就算他們不長嘴巴交流也不成問題。這些死者大多數都沒有意識到自己已經死亡了,好像還會犯天然講起明天預定要做的事來。她好像對這些事兒很有興趣。 |
不吉な妖怪ではあるが、生きている人間には興味が無い。だからといって、人間を自分の手で殺す事も好まない。妖怪の手に掛かってしまうと死体の会話が面白くならないのである。人間に死が忍び寄るのを、じっと狙っているのだ。 |
雖說是一種不吉的妖怪,但卻對活著的人類不感興趣。就算如此,也不會主動去殺人。人被妖怪殺掉之後,跟屍體的對話也就有趣不起來了。她總是蓄勢待發地盯著瀕臨死亡的人類。 |
性格は明るくて単純だ。裏表は少なく、目の前しか見えていない。 |
性格開朗單純。不會反覆無常,只朝前看。 |
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猫車[1] |
貓車 |
彼女が押している手押し車は、お燐の猫車と呼ばれ、恐らくこの世界で一番死体を乗せている手押し車である。 |
她所用的手推車被稱作是阿燐的貓車,恐怕是這個世上運載過最多屍體的手推車吧。 |
死体を奪う手口は「偶然落ちていた死体を拾う」「人が目を離した隙に盗む」「盗んだ死体をむしろにくるみ猫車に乗せる」というものだ。特別妖怪らしい方法を使う事はないが、成功率は高い。 |
她奪走屍體的手法基本上就是「撿走偶然落地的屍體」「人們移開視線的一瞬間開偷」「將偷來的屍體卷在蓆子里安在貓車上」。沒怎麼使用妖術,但成功率卻很高。 |
人間は盗まれて困る大切な物は守るが、死体が盗まれるとは思っていないので守らない。道端で堂々と運ばれている物がまさか死体だとは思わない。そういう理由で、彼女は死体を盗み放題なのだろう。 |
人們會去守護被盜則會招來困惑的重要之物,但是沒想過屍體這種東西也會被偷,當然也就不會去守護。在路邊堂堂正正運著的東西竟然會是屍體,實在是難以想像。因此,她對屍體的盜竊應該是相當隨意的吧。 |
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対策 |
對策 |
盗まれたくなければ葬式の時は死体から目を離さないようにしよう。 |
要是不想被偷,在葬禮的時候就別把視線移到屍體之外吧。 |
しっかりと埋葬してしまえば、もう興味は無くなる様である。 |
好好埋葬下去的話,她似乎就不會對這屍體感興趣了。 |
しかし、それ以外の被害は報告されていない。ピンピンしている人間には余り興味が無いようである。不吉だが危険性は少ないだろう。 |
不過,除那之外的被害事項並沒有被揭曉出來。她好像對活蹦亂跳的人類不怎麼感興趣。雖說不怎麼吉利,但危險性很小吧。 |