東方求聞口授/幽谷響子
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読経するヤマビコ | 誦經的山彥 |
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幽谷 響子 Kasodani Kyouko |
幽谷響子 Kasodani Kyouko |
能力 音を反射させる程度の能力 | 能力 反射音波的能力 |
危険度 低 | 危險度 低 |
人間友好度 極高 | 人類友好度 極高 |
主な活動場所 妖怪の山、命蓮寺等 | 主要活動場所 妖怪之山、命蓮寺等 |
山に向かって大声を上げると、律儀に返事をしてくれる妖怪山彦である。古来から何処の山にもいる有り触れた妖怪である。 | 當衝着山谷喊叫時,會正直地響應聲音的妖怪便是所謂的山彥。自古以來無論何處的山谷都有存在的妖怪。 |
楽しげな声には楽しく返事をし、怒りの叫びには逆ギレで返す明るく楽しい妖怪だが、近年では個体数が減少しつつあるようだ。 | 儘管是對愉快的的聲音就愉快地響應,對憤怒的吼叫則會做出反擊回應的,一種開朗又快樂的妖怪,近年來個體數正持續減少的樣子。 |
その理由は、里の人間に山彦の声の正体が音の反射だと噂され始めたことで、山で大声を上げて話しかけてくる人間の数が減ってきたからだ。多くの山彦が存在意義を失い、自然消滅していったようだ。 | 其主要理由是,在村內的人類間傳言道山彥聲音的正體只是聲音的反射,所以在會在山上提高聲線說話的人類變少了。大多數的山彥因為失去了存在意義,所以就自然絕種的樣子。 |
彼女はそんな世を虚しく思い出家した。今は命蓮寺で修行しているようである。修行の内容は、毎日の門前の掃除だという。お寺から聞こえて来るお経の声で、殆どのお経を暗記してしまったようだ(*1)。もちろん意味は理解していない。 | 她覺得這樣的世界太空虛了,便出家了。現在正在命蓮寺修行的樣子。修行內容是,每日都在門前進行打掃的工作。由於寺院會傳來誦經的聲音,所以她幾乎把所有經文都背誦下來了(*1)。當然她並不理解其中的含意吧。 |
大きな耳と小さな尻尾を持っている事から判る様に、元は獣の妖怪である。しかし、肉食獣のような凶暴さは持ち合わせていない。大声を上げる癖に比較的臆病で、登山客と鉢合わせするとすぐに姿を消す。そうして離れた所から、大声で「どうだ、驚いたか!」と呼びかけるのである。遠くから大声を上げる者は、基本臆病なのだろう。 | 從大耳朵和小尾巴的特徵可以判斷出來,原本是動物的妖怪。但與肉食獸那種殘暴也不吻合。雖然她嗓門很大卻意外的膽小,一旦跟登山客碰面就會立即消失。然後從離開的地方大喊「怎麼樣、很吃驚對吧!」。而從遠處大喊大叫的人,一般都是膽小鬼吧。 |
ちなみに、一人の時は割と大人しい妖怪の筈だったのだが、最近はお経の独り言を始めたようだ。少しストレスが溜まっているのかも知れない。 | 順帶一提,原本她獨自一人的時候相對的比較溫順,但最近變得開始自言自語的念經了。說不定稍微累積些壓力的樣子。 |
山彦返答集 | 山彥回應集 |
山で大声で呼ぶと返事をしてくれる山彦。基本は同じ言葉を繰り返すおうむ返しだが、ある特定のかけ声からは変わった返答が返ってくる事があるので、私の知っている限り記録した。 | 會對在山中的喊聲響應的山彥,基本上只是把同樣的說話重複回喊一次而已,但對某些特定的聲音卻會有所變化地響應過去,以下是我記錄下的我知道的所有有變化的語錄。 |
「ヤッホー!」→「ヤフー!」 基本形、慣れた発音での返答。 |
「YAHOO——!」→「YAFUU——!」 基本形,用習慣的發音來響應。 |
「バカヤロー!」→「何だとテメー!」 青春系、ヤンキー形とも言う。 |
「混蛋——!」→「什麼啊你這傢伙——!」 青春形,也被稱為小混混形。 |
「すみませーん!」→「こちらこそー!」 大人は礼儀正しい。 |
「非常抱歉啊——!」→「我這邊才是的——!」 大人是禮儀端正的。 |
「ヤマー!」→「カワー!」 山川さん限定。 |
「山——!」→「川——!」[1] 山川氏限定。 |
「今何時ー!」→「そうね大体ねー![2]」 時計ツール形、大体の時刻が判る。 |
「現在幾點——!」→「是呢大概嘛——!」 報時形,大概是幾點請自行判斷。 |
「いち足すいちはー?」→「……」 算数苦手形。 |
「一加一等於多少——?」→「……」 算術苦手形。 |
対処法 | 對應方法 |
自分から攻撃を仕掛けない限り、特に危険は無いだろう。非常に温和な性格の妖怪である。晴れた日は、山に向かって大声を上げて楽しむのも良いだろう。 | 由於她不會主動攻擊,大概沒什麼特別危險。是性格非常溫和的妖怪。天氣好時,向山大喊會非常的滿足。 |
最近は命蓮寺に居る事が多いが、お寺での大声は迷惑なので避けよう。 | 最近她很多時間都在命蓮寺里住着,但在寺院大聲喊會妨礙到別人所以請自重。 |
しかし、余りうるさくしていると、山にいる別の妖怪が出てきてしまうかも知れないので、程々に。 | 不過太吵的話,山上的其他妖怪會不會出來就不知道了,所以請適量。 |
(*1)門前の妖怪、習わぬ経を読む[3]。 | (*1)耳濡目染,無師自通。 |
註解
- ↑ 這是舊時日本忍者群體的一種交流口號:當一個忍者回到營地時,看門人問「山」時,若他回應「川」則可以被允許進入;否則他將被視為敵人而被趕走或者攻擊。
- ↑ 這是1970年代日本組合南方之星(Southern All Stars)的處子歌曲《勝手にシンドバッド》中的一句話。另外也有「知道的人就是知道」的意思。
- ↑ 這是對日本諺語「門前の小僧、習わぬ経を読む」的一個改編,諺語原意即為「耳濡目染」或「近朱者赤,近墨者黑」。
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